柑橘系の花

前記事の『文旦(=ザボン)』とは反対の小さな柑橘類の花。
日本原産の柑橘類です。柑橘類で日本原産のものはこの『橘』だけ。
タチバナ
イメージ 1
以前に果実の包を記事アップしています。そのときに詳しい説明をしていますので→『橘』
蕾もカワイイ。
万葉集には萩、梅についで66種も登場し、その多くは花橘としてになります。
イメージ 2
◇科名::蜜柑科 ◇属名:ミカン属(シトラス)Citrus(レモンの木に対する古い呼び名) ◇学名:Citrus tachibana(tachibana=タチバナ)
《文旦》とかと比べたら、同じ柑橘類でも葉と花の比較で大きさが違うのが判りますよね。
イメージ 3
以前の記事にも書きましたが、昭和12年文化勲章の図柄として、橘が採用されました。
これは昭和天皇ご自身のお申し出によるものです。文化現象には永劫性がなければならないので、常世の国に永劫の力を求めた公のいわれを重んじられたということです。
万葉時代には奈良、京都にも多く見られたようで、代々の天皇が即位する紫宸殿を建てたとき、敷地内に生えていた橘と桜の大木を切り惜しみ、 これを表階段の左右に位置するように設計した。これが右近の橘、左近の桜伝説になっています。
イメージ 12
木全体はかなり大きいです。
実も花も一緒に…
イメージ 11
ただし……小果実で酸味が強く、とても食用にはならないです。
う~~ん、キンカンも実は食べるンじゃなくて、皮を食べるけど、橘は見た目は…食べられそうなんですけどね。
ンで…タチバナと名前がついてる植物はかなりあるので……

唐たちばな別名《百両》

イメージ 8

クサタチバナ

イメージ 10

タチバナモドキ《細葉トキワサンザシ》

イメージ 9

柑橘系の花はみんなよく似ているので、花だけでは判別しにくいですね。
イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6
こんな風に果実が残っていれば…判る(ノ๑>◡<๑ )ノ
イメージ 7