オオムギ

日本ではふつう大麦と言うと《六条大麦》のことを言いますが、大麦には《二条大麦》と言うのもありますよね。
六条大麦というのは、よく商品パッケージに書いてある事がありますよね~。そうです、麦茶の商品パッケージに書いてある。
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二条大麦は、ビールの原料になる品種で、ビール麦とも呼ばれています。
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大麦は米などより繊維質が多く含まれるため、古くから日本独自の技術で押麦(精白して加熱し平たくする)や丸麦(精白したもの)、白麦に加工され、消化を良くして食用にされてきました。
他、煎って粉にした麦こがしや、煎った実を煮出す麦茶も日本ならではの味わいです。
で、、、、結実する穂の数により、小花が六条に並んでつく六条種と、二条に並んで付く二条種に分類され、さらに…皮麦と裸麦に分けられます。
皮麦は殻が子実に密着して離れにくいですが、裸麦は容易に離れます。
麦の花です。

二条大麦は、四国・中国・九州など西日本での栽培が多く、六条大麦の栽培は関東以北に多いです。
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子実は先端がややとがり、背面に縦溝があります。一般に二条種は六条種に比べ、粒が豊満で大きいです。千粒重は六条大麦30~40g、裸麦25~35g、二条大麦40~50gです。大麦にも米と同様に糯(もち)種があります。
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本来大麦はすべて六条に粒がなるようですが、そのうち穂を上から見たときに対角線上にある2つの列だけが成長してあたかも、穂の列が2つしかないように見えるものが二条大麦と呼ばれているそうです。
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