オオニシキソウ

先日、別blogでナガエノコミカンソウ🍊(←記事)を記事にして、その仲間のコニシキソウ(←記事)も更に別blogで紹介しております。
この花も前の2つの仲間と同じように、道端や河原で普通に見かけるので、一応……コチラもね( ^∀^)
イメージ 1
いつの間にか生えてきて、茎から根を出して地面を這って広がるので、畑や庭では嫌われれもので、また抜いて抜いても先に紹介した《コニシキソウ》の仲間。
しかし、コニシキソウとは違い、踏みつけのある場所では生育せず、河原の土手などによく見られますね。いわゆる雑草の類ですが、覗き込むと小さな可愛い花を見ることが出来ます。
オオニシキソウ 大錦草
コニシキソウ》みたいに匍匐はせずに《コミカンソウ/ナガエノコミカンソウ》と同じく直立し、背丈も20~50cmあります。
アメリカ原産の帰化植物で、荒れ地、路傍、堤防の草地などに生育する1年草です。
◇科名:トウダイグサ科 ◇属名:ニシキソウ属(Chamaesyce(「chamai=矮小」+「syke=イチジク」。果実の形から来た名 (*トウダイグサ属(Euphorbia) ◇学名:Chamaesyce maculata(maculatus=斑点ある,まだらの /Euphorbia nutans(nutans=ラテン語で「会釈する,うなずく」の意)
※ニシキソウ属とトウダイグサ属と、別表記になっている事があるので両方記しておきます。一応《コニシキソウ》《コミカンソウ》も【トウダイグサ属】なので、統一しても良かったのですが....
イメージ 2
この植物も《コニシキソウ》と同じく、傷つけると乳液が出ます。
葉は対生して長さ2cmほどで、葉の枝先側の縁には鋸歯があります。基部は左右が不揃いでまばらな毛があり、下面は無毛で粉白色。
葉の中央にしばしば紫褐色の斑が出るものがあります。夏に目立たない花白い小さなを咲かせ、秋に朱色の果実を形成します。
イメージ 5
花期は6~10月で、側性する小枝の先に杯状花序をつけます。花は壺形の総苞の中にあり、4つの雄花と1つの雌花が1セットとなった複合集散花序と呼ばれるものです。これは、4つの雄花が集まり、それぞれの腺体(腺体附属体)が花弁のように見えます。
イメージ 4
その間から雌花が伸びて、受粉すると成長して下垂するのです。雌蘂の柱頭は3つに分かれていて、さらに先が2裂します。子房の表面は無毛で平滑です。
[イメージ 3
雄花は雄しべ1本。果実は上から見ると正三角形で、横から見ると卵球形をしていて直径は1.8mm、滑らかで毛はありません。