小錦草

小錦草 コニシキソウ  
見たことあるでしょ。コヤツのことですよ(笑)。
この草は、何処でも見かけると思うけど地面をはって広がり、茎から根を出します。
イメージ 6
名前は小錦だけど大きくありません。小さいですよね。葉の緑と茎の赤が鮮やかな『ニシキソウ』に似て、小形なので『コニシキソウ』。地面に張り付くような草丈なので、勤務先に出入りの園芸業者の下草刈りでは、刈り取れません。根元から分枝して地面に張り付くようにして匍匐し、所々の節から根を出すため、刈り込み条件下でも生き残りやすいのです。また春から秋にかけてダラダラと発生が続くため防除はとても難しいですね。
イメージ 1
草刈り機で刈っても、逃れちゃう。都会の歩道脇でもでも、道端や空き地など、地面を這うように生えている。葉は対生ですが形は少し非対称で鋸歯があります。コレでもちゃんと花があるのです。
イメージ 7
知らなければ花があるとは思えない程で、小さく2mmほどしかありません。実は花よりは少し大きくなりますが…アメリカ原産で、日本には明治時代に帰化したらしい。葉には茶褐色の斑がありますが、『ニシキソウ』にはありませんので、判別の材料になる。傷つけると乳液を出します。
イメージ 2
◇科名:トウダイグサ科 ◇属名:ニシキソウ属・トウダイグサ属(Euphorbia=ローマ時代のモーリタニアの王Juba が侍医Euphorbus の名を付けたもの。彼が初めて Euphorbia resinifera などの乳液を薬に使ったため) ◇   学名:Euphorbia supina(supinus=後方に平伏した,広がった)
ニシキソウ属の花は杯状花序をつけ、雌雄異花で、7-10月にかけて葉腋に暗褐色の花をつけますが、小型であるためにあまり目立ちません。 
生育期間は5-11月頃までで、発生のピークは夏になりますが、春から秋にかけても発生が続きます。
春に発生した個体は生長が遅いですが、夏に発生した個体は生長速度が速く、20-30日程度で、大型の株になることがあります。

仲間には在来 種のニシキソウ帰化植物オオニシキソウ、ハイニシキソウ、この他シマニシキソウ、アレチニシ キソウ、イリオモテニシキソウなどがあり、多くは地這い性の 1 年生雑草です。 コニシキソウは葉の 中央に暗紫色の斑点があり、トウダイグサ属の仲間らしく茎や葉を折ると白い乳汁が出ます。
イメージ 3
オオニシキソウも北米原産の1年草。茎は淡紅色、直立または斜めに立ち上がります。
イメージ 4
葉は対生、長さ1.5~3.5cm、幅0.6~1.2cmとコニシキソウに比べおおきいです。
イメージ 5
※全て雨の日にiPhoneで撮したので、少しブレテてもご勘弁。