小錦草
この草は、何処でも見かけると思うけど地面をはって広がり、茎から根を出します。
草刈り機で刈っても、逃れちゃう。都会の歩道脇でもでも、道端や空き地など、地面を這うように生えている。葉は対生ですが形は少し非対称で鋸歯があります。コレでもちゃんと花があるのです。
知らなければ花があるとは思えない程で、小さく2mmほどしかありません。実は花よりは少し大きくなりますが…北アメリカ原産で、日本には明治時代に帰化したらしい。葉には茶褐色の斑がありますが、『ニシキソウ』にはありませんので、判別の材料になる。傷つけると乳液を出します。
◇科名:トウダイグサ科 ◇属名:ニシキソウ属・トウダイグサ属(Euphorbia=ローマ時代のモーリタニアの王Juba が侍医Euphorbus の名を付けたもの。彼が初めて Euphorbia resinifera などの乳液を薬に使ったため) ◇ 学名:Euphorbia supina(supinus=後方に平伏した,広がった)
ニシキソウ属の花は杯状花序をつけ、雌雄異花で、7-10月にかけて葉腋に暗褐色の花をつけますが、小型であるためにあまり目立ちません。
生育期間は5-11月頃までで、発生のピークは夏になりますが、春から秋にかけても発生が続きます。
春に発生した個体は生長が遅いですが、夏に発生した個体は生長速度が速く、20-30日程度で、大型の株になることがあります。