オオニシキソウ

この書庫の前記事が『コニシキソウ』で次は『オオニシキソウ』と予告しました(笑)。
で…コチラがその『オオニシキソウ』ですね。
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オオニシキソウ 大錦草
オオニシキソウ』は『コニシキソウ』と違い、匍匐せずに直立し、背丈も20~50cmあります。
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アメリカ原産の帰化植物で、荒れ地、路傍、堤防の草地などに生育する1年草。
◇科名:トウダイグサ科 ◇属名:ニシキソウ属(Chamaesyce(「chamai=矮小」+「syke=イチジク」。果実の形から来た名 (*トウダイグサ属(Euphorbia) ◇学名:Chamaesyce maculata(maculatus=斑点ある,まだらの /Euphorbia nutans(nutans=ラテン語で「会釈する,うなずく」の意)
※ニシキソウ属とトウダイグサ属と、別表記になっている事があるので両方記しておきます。一応『コニシキソウ』も【トウダイグサ属】なので、統一しても良かったのですが....
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基部が直立して上部で枝分かれしますが、踏みつけのある場所では生育せず、河原の土手などによく見られますね。『コニシキソウ』と同じく、傷つけると乳液が出ます。
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葉は対生して長さ2cmほどで、葉の枝先側の縁には鋸歯があります。基部は左右が不揃いでまばらな毛があり、下面は無毛で粉白色。
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葉の中央にしばしば紫褐色の斑が出るものがあります。夏に目立たない花白い小さなを咲かせ、秋に朱色の果実を形成します。
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花期は6~10月で、側性する小枝の先に杯状花序をつけます。花は壺形の総苞の中にあり、4つの雄花と1つの雌花が1セットとなった複合集散花序と呼ばれるものです。これは、4つの雄花が集まり、それぞれの腺体(腺体附属体)が花弁のように見えます。その間から雌花が伸びて、受粉すると成長して下垂するのです。雌蘂の柱頭は3つに分かれていて、さらに先が2裂します。子房の表面は無毛で平滑です。
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雄花は雄しべ1本。果実は上から見ると正三角形で、横から見ると卵球形をしていて直径は1.8mm、滑らかで毛はありません。
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