モミジバフウ

やっと体調が回復してきて、少しだけですが元気が出たので、久しぶりにお気に入りの公園まで散歩。
しかし…野鳥はマッタク現れず、川にはサギも居ないし、鴨さえ🦆数羽見えるだけ。何しろ烏さえいません。ド~なってるんだ?野草は期待を裏切ることなく、ちゃんと顔を出してくれてました。しかし快晴の空ですが、富士山🗻方向には山影も見えず。
まぁこれ以上は歩き回る体力が回復してないので、後は…【十月桜🌸】を見て、、、、。
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かなり開花してきましたね。
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【冬桜】だと花は一重ですが、十月桜は八重なので見応えがあります。
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さてと、どこかに紅葉🍁してる木でもあれば、、、、、、
ですが、さすがにまだ早いようです。落ち葉🍂のあるところはあるンだけどね~。
公孫樹の黄葉もまだまだ。ですが銀杏は沢山落ちてます。臭いがすごいよね(๑>◡<๑;)
すると林の中のバーベキュー広場の一角に綺麗に色づいた木が二本。近寄ってみると…。
木に名札は付いてませんが、これは葉っぱで判ります。
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モミジバフウ (紅葉葉楓)
楓(ふう)は葉が3裂しますが、コチラは葉が5~7裂する楓(ふう)。
和名は、カエデの葉に似たフウの意で、フウは漢名「楓」の音読みです。
別名は『アメリカフウ(亜米利加楓)』。北アメリカ原産。大正時代に渡来しました。
楓は『カエデ』とも読みますが、日本で一般に言うカエデは『槭』と書くのが正しい字。(知ってましたか?)
お馴染みの『イロハモミジ(いろは紅葉)』や『イタヤカエデ(板屋楓)』などはカエデ科。
因みに、カエデの名前の由来は一般的に蛙の手→蛙手(カエルデ)→カエデが有力です。
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原産は米中南部~中米です。大正時代に渡来しました。多湿、肥沃地を好みます。
アメリカでも、水害が多い地域にこの木は多いらしい。
公園や街路樹に植樹されていますね。自生はありません。
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かつて中国原産のフウの方が、多く移入されていたのですが、最近はこちらの方が多いようです。樹皮は淡紅褐色。浅く縦に裂けます。
一年枝はつやがあり灰白色の皮目があります。若枝(2年枝以降)には、淡褐色でコルク質の綾ができます。
◇科名:マンサク科 ◇属名:フウ属(Liquidambar=リキダンバー。幹から出る芳香性の液に由来したもので、ラテン語の「liquidus=液体」とアラビア語の「ambar=琥珀」の組合わせが語源) ◇学名:Liquidambar styraciflua(styraciflua=樹脂を含む)
葉は長枝に互生し、短枝には束生します。一見すると、カエデの仲間に思えますが、互生なので区別できます。

東京世田谷の環八沿いに、モミジバフウの並木がありますね。フウの仲間は、毎年綺麗に紅葉するので,カエデ科と間違えられやすいかもしれません。
葉身は5~7裂し、各列片の縁は細かい鋸歯があります。葉脚は浅い心形で、基部から掌状脈が出ます。
集合果は、球形で、独特の形をしていて秋~冬にさび色に熟します。

コチラが普通の『楓(フウ)』の葉っぱ
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/18/49854418/img_2?1419293028.jpg
『楓』の葉は浅い3裂の掌状です。よく似ているのが『唐楓』。コチラの方が、3裂の切れ込み度合いが唐楓より浅いので判別できます。

◇科名:満作科 ◇属名:フウ属(Liquidambar=リキダンバー。幹から出る芳香性の液に由来したもので、ラテン語の「liquidus=液体」とアラビア語の「ambar=琥珀」の組合わせが語源) ◇学名:Liquidambar formosana(formosana=台湾の)

中国原産です。1720年頃に渡来しました。

コチラは『ヨーロッパカエデ』です。
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◇科名:カエデ科 ◇属名:ムクロジ科)◇学名:Acer platanoides'Crimson King' 

別名が『ノルウェーカエデ』で、英名も、そのまま『Norway mapleこれは、『キングクリムゾン』という品種です。

以前に、黄葉・紅葉のメカニズムについて書いた事があります。
ここからは同じ説明になりますが…この『紅葉』と言う字は同時に《紅葉(もみじ)》とも読めますので、ややこしいのです。
しかし、アナウンサーの方には、原稿を読み間違えたりしてほしくはないですナ…。
なぜなら…実際の事を言うと「モミジ」という名前の木は存在してないからです。
品種名にはモミジはありますがね。『イロハモミジ(伊呂波紅葉)』『オオモミジ』(*カエデ科カエデ属)など
そう、正式名称は『槭(楓) かえで』ですよね。
このカエデの色の変化が素晴らしいので一般的に「モミジ」と呼んだりするようになったのです。
このモミジという言葉は植物の名前ではなく、山々の木々が色を変える事を言います。
では、色が変わる事をなぜモミジと言うかと言うと、これは古代の染色技術から来ていると言われています。草木を絞り出した汁を使って衣服に様々な色を染め上げていた古代の人々は、その色の変わる様子を揉みだす 揉みでると言っていたのです。それがいつしか、植物が秋になって色を変えることさえも、モミジと言うようになったと言われています。