コバノズイナ

歩道脇のビルの前に穂状の白い花が。

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==《コバノズイナ/小葉の髄菜》==『ヤマブキ』 のように枝の隋を灯心に、若葉を食用にしたことからこの名が付いています。北アメリカ原産の落葉低木。

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日本には明治時代に渡来。庭木や盆栽として利用されています。
別名は『ヒメリョウブ』『アメリカズイナ』で、英名は学名にもあるバージニアの名が入った『Virginia willow』や『Sweetspire』

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【◇科名:雪ノ下科 ◇属名:ズイナ属(Itea =ギリシャ語の「柳」が語源。 ◇学名:Itea virginica(virginica=バージニアの(北アメリカの)】
土壌を選ばす湿地にも生えます。高さは1~1.5m。葉は楕円形で互生。細かい鋸歯があります。

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5~6月ごろ、穂状花序をだして『リョウブ』に似た少し香りのある白い花を咲かせます。
仲間である、日本原産の『ズイナ(Itea japonica)』(別名『ヨメナノキ』)は、本州近畿南部から九州の山地の林内に生える落葉低木で、この『小葉の髄菜』と比べて花の穂がもっと長く花のつき方は疎ら(まばら)。葉もこれよりもやや大きめで、丸みを帯びています。
他にも『ヒイラギズイナ』があります。
『コバノズイナ』という名は『髄菜』より小さい葉っぱなので『小葉』。

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性質は極めて強く、低木ですが、ボトルブラシのような花もユニークですし、また紅葉も美しく紅葉木とも呼ばれます。

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紅葉は、赤いインクを吹き付けたような面白い模様になります。