トウダイグサ

見た目が花には見えないような不思議な形の花と丸い葉っぱを持った植物。
イメージ 1
トウダイグサ 灯台
イメージ 2
||<#FFFFFF' style=' padding:0pt;font-size:17pt;color:red' ◇科名:灯台草科 ◇属名:ユーフォルビア属( Euphorbia。ユーフォルビアはローマ時代のモーリタニアの王Jubaが侍医Euphorbusの名を付けたもの。彼が初めて Euphorbia resinifera などの乳液を薬に使ったため
◇学名:Euphorbia helioscopia(helioscopia=向日性の) ||
草の形が油の皿を置いた昔の「燈台」に似ていることからこの名前があります。『燈台草』とも書きます。
イメージ 4
草丈は20cm-30cm程度で、見た通り葉のつきかたに特徴があります。
茎の中程の葉はヘラ型で互生していますが、茎の頂部の葉は丸みの強いヘラ型の葉で、5枚ずつ輪生しています。
イメージ 3
トウダイグサの一つずつの花は1本1本の雌しべや雄しべらしいです。花の退化が進んで、萼や花弁がなくなって、普通の花のような花の基本的な構造がありません。それぞれが1本ずつの、『しべ』になっています。雄しべの段は花柄と雄花との境。筒型の花のようなものは、花をつつむ総苞片が集まってできたもので杯状花序と呼ばれます。緑色で水平に広がったもの総苞片の縁で腺体と呼ばれ、昆虫を寄せる役割を持っています。
ユーフォルビア属の植物は以前にも幾つか紹介しています。
『雪花草』
『ハナキリン』
『初雪草』
『ユーフォルビアマーチニー』
『レウコケファラ(白雪姫)』
『猩猩草』
トウダイグサ』は全草が有毒です。茎から出る乳液に触れるとかぶれます。素手で触っちゃダメ(笑)。