オトコヨウゾメ

去年は花の時期を見逃してしまったのですが、未だに名前の由来が判らない不思議な植物。
落葉低木で、よく分枝します。樹高はせいぜい1~3m。
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オトコヨウゾメ

以前の記事『オトコヨウゾメ』(←記事)いや~~、コレはホント花の様子が分かりづらい写真でしたm(_ _)m
なんて言ってるくせに、今回はスマホ📱画像ってどういう事なんだ?
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樹皮は灰褐色で、葉は単葉で対生します。葉は広卵形~長楕円形をしていて長さが3~8cm。
葉縁には粗い鋸歯があります。
枝先に枝先に垂れ下がった散房花序を出し、5-10個の淡紅色を帯びた白い花、本当に小さな花をつけます。
花序の柄は2~3cm。 
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花冠は直径6~10mmで、花弁は5中裂します。
基部に葉が1対つきます。
◇科名:◇科名:スイカズラ科 ◇属名:ガマズミ属(Viburnum=Vibernum Lantana に対する意味不明のラテン古名) ◇学名:Viburnum phlebotrichum(phlebotrichus=有毛脈ある)
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別名『コネソ』
樹皮は灰褐色で若い枝は赤紫色。
花後に出来る果実は核果で、長さ3~8mmの楕円形。赤く熟します。
さてこの面白い花の名前について、前回の記事の引用になりますが…
ヨウゾメは ガマズミ のことと言われてるのですが、この実が食べられないから…つまり役に立たないから男が冠されたというのです。
しかし…なぜ実が食べれないのが男になるのか…と言うか役に立たないからって。。。。。。。ま、オイラは役に立たんかもしれませんけどね。自虐ネタ(〃ω〃)
紅葉はとても綺麗です。
さて問題のヨウゾメの語源についてなのですが、ヨツズミ(ガマズミの枝の先端がおおよそ4本ずつに分かれていることから。)が転訛したものとの説があるようですが…。
因みに『ガマズミ』は、学名「Viburnum dilatatum(dilatatum=拡張した、拡大した*=花序の形が拡がった」
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ガマズミの漢字名ですが、本来は莢+草かんむりに迷で、通常のPCで表示しづらい字のため普通はひらがなかカタカナ表記です。※草かんむりに迷はJIS第4水準。
ガマズミも秋に赤い実をつけますね。

類似種のコバノガマズミは葉柄に毛が密生しています。
で…まだ花がつき始めたばかりの『コバノガマズミ』も捜してきました←どんだけ暇なんだ(爆)。さすがにまだ花は開いてませんが…
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ズミは”染め”をあらわしていて、実を染料に用いたことからの命名と言われています。