アオキ

植込みのあるところなら、どこでも見かけると思います。
アオキ 青木
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高さは1~2m。枝は緑色ですが、古くなると木質化して灰褐色になります。
アオキの実は楕円形の核果で、秋から冬に赤く熟しますが、春までには鳥に(『ヒヨドリ=鵯』とかですね)取られるか、落ちてしまいますね。
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葉は対生して葉身は長楕円形で、質は厚く表面には光沢があります。縁にはまばらな鋸歯があります。この画像のは、園芸品種の斑(ふ)入り葉。
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葉には、配糖体のアウクビンが含まれるため、枯れたり、押し葉にすると黒くなります。
日当たりにもよりますが、3月の末頃から4月の末頃にあまり目立たない花が開花します。
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この目立たないのが花です。雌雄異株です。
3~5月に枝先に円錐花序を出します。この画像は雌花ですね。
雌株の方が花序は小さくて花も少なめです。
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花弁は4枚で紫褐色。雌花は雄しべが退化してありません。
雄株の花序は大きくて花の数も雌株に比べて多くなります。雄しべは4本で雌しべの痕跡があります。
◇科名:水木科 ◇属名:アオキ属(Aucuba=「アオキバ」が語源) ◇学名:Aucuba japonica(japonica=日本の)
※学名(属名)のAucuba(アウクバ)は、アオキバ(青木葉)に由来しています。日本の古来種であるのが判りますね。
因みに…昔は外用薬として、火傷、腫れ物、凍傷、虫刺されなどの妙薬とされていたようです。
葉の汁を煎じ煮詰めたり、葉をそのまま焙って柔らかくして使ったと言う事ですが…。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/22/52459522/img_0?1327077521.jpg
これが実ですね。