ネコノチチ

タイトルで何だぁ~~??にゃんこの記事ではありません。木の名前でございます。
何となく花の付き方は『棗(ナツメ)』に似ていますよね。
花が咲いているところを久しぶりに見ました♪
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ネコノチチ 猫の乳
そう…木の名前なんですよ~。
この変わった名前は実の形が猫の乳首に似ることから。
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何の変哲もなく小さくて地味なのですが、花後に出来る果実が、黄色から赤くなり、最後に熟して黒紫色に変わるところが面白い花です。核果(中には木質化した内果皮があり,その中に種子がある)です。
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暖帯の山中に生える落葉高木です。日当たりの良いところにあるのが多いようです。
◇科名:クロウメモドキ科 ◇属名:ネコノチチ属(Rhamnella=属名「Rhamnus」の縮小形。「Rhamnus」はギリシャ古名。刺のある低木のこと。ケルト語では「ram」は潅木を表します。 ◇学名:学名:Rhamnella franguloides Weberb(franguloides=イソノキ(Frangula)に似た)
別名は『ネズミノマクラ』『ママコナ』『ナガミノイソノキ』
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葉は互生ですが、右・右・左・左という珍しい付き方をします。これはコクサギ型葉序と言うやつです。
葉身は長さ5~13㎝の長楕円形。先端は尾状に長くとがる。縁には細かな鋸歯があります。
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花はこのつぼみがわずかに開いた姿になります。全開はしません。
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樹皮は暗褐色。不規則に裂け,独特の模様をつくります。


因みに似ていると前述した『棗(ナツメ)』はコチラですね。
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/91/51862291/img_3?1308847206.jpg
実はコチラ
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/30/50927530/img_1?1284948120.jpg
実の記事→ナツメ
花も実も観賞出来る木というのはなかなか無いですよね。ガマズミの仲間だと「オトコヨウゾメ」(←記事)(←記事) 「カンボク」(←記事)、「ガマズミ」(←記事)、「ハクサンボク」(←記事)、「ヤブデマリ」(←記事)などがあり、花も実も綺麗なのですが、ミズキの仲間は実は落ちてしまうことが多く、ウメモドキ、イソノキなど実の美しいものは花は地味なものが多いようです。