オランダガラシ

水辺に群生してます。白い小さな花。

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オランダガラシ 和蘭辛子】
葉は奇数羽状複葉で、5月頃になると茎の先に白い小花を咲かせます。

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その後細いさや状の種子をつけます。
見た事がありますよね~(⌒▽⌒)
【オランダ芥子】を知らなくても【クレソン】という名前でならば…誰でもご存知でしょ(笑)。そ、あのクレソンですよ~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
オランダガラシ(和蘭芥子)=クレソン』は水中または湿地に生育するアブラナ科多年草です。因みにクレソンはフランス語です。『Cresson』
サラダや肉料理の付け合わせなどに使いますよね。
野菜として、スーパーなどでは、そこそこの値段がついてますが…実は日本全国の水辺に分布生息する帰化植物です。

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◇学名:Nasturtium officinale、N. nasturtium-aquaticum、N. aquaticum、Rorippa nasturtium-aquaticum(別属Rorippa に含める場合)が用いられる。
ミズガラシ(水芥子)、ヨーロッパから中央アジアの原産で、日本には明治の初めに在留外国人用の野菜として導入されたのが最初とされています。
日本で最初に野生化したのは、東京上野のレストラン『精養軒』で料理に使われたものらしく茎の断片が汚水と共に、すぐそばの【不忍池】に流入し、根付いたと伝えられています。
宣教師達が各地へ持ち歩いたこともあり、現在では各地に自生し、ごく普通に見ることができます。
生命力が強いので、群生して育ちます。

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ほかのアブラナ科植物と同じく、辛味(カラシ油配糖体)のシニグリンというワサビやダイコンなどと同じ抗菌性の物質が含まれています。

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ほかのアブラナ科植物と同じく、辛味(カラシ油配糖体)のシニグリンというワサビやダイコンなどと同じ抗菌性の物質が含まれています。霜にあたったクレソンは葉が赤黒くなりますが、味は甘みが増します。
野生のクレソンには、蝶々が遊びに来ています。人間様が食べて美味しいものは青虫君も同じらしく(笑)、大量に発生して食べちゃうみたいです。
切った茎は水に入れておけば容易に発根するくらいで、繁殖力はきわめて旺盛