大葉擬宝珠

擬宝珠(ギボウシ)ですね。コレは大葉擬宝珠。

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花のつぼみが橋の欄干の上にある、装飾物の「擬宝珠」に似ているためこの名があります。
英語名は「Plantain lily」で、これは「オオバコユリ」という意味で、葉がオオバコに似ることから。

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◇科名:百合科 ◇属名:Hosta(Hosta=ホスタは、19世紀のオーストリアの医者「Nicholaus Thomas host(1761~1834)」に因んだもの
◇学名:Hosta
東アジア原産で40種ほどが存在します。日本にはオオバギボウシ(H. montanaまたはH. sieboldiana var. gigantea)など20種ほどが野生しており、これらは春先に若葉をウルイの名で山菜としても利用されます。ただし若葉が毒草のバイケイソウに似ており誤食事故が多いので注意が必要です。

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コチラは斑入り葉
根元から出る葉は幅広いのが特徴。
因みに「擬宝珠」はネギの花に似ていることから「葱台(そうだい)」とも呼ばれます。
擬宝珠が取り付けられるのは親柱(両端および一定の間隔で並ぶ主要な柱)で、これを「宝珠柱」といいます。親柱が木製の場合、擬宝珠は銅、青銅などの金属製である場合が多く、雨水などによる木材の腐食を抑える役目もあります。

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俳諧では「ぎぼし」または「紫蕚(しがく)」「花擬宝珠」とも言います。夏の季語です。
4月22日と7月17日の誕生花です。
花言葉は 「心の落ち着き・沈静」