蕪の花(品川蕪)

春の七草の一つですね~( ̄∀ ̄)

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==《蕪(カブ)》==
*読み方は【カブラ】ともいいますね。
異名の《鈴菜》が、春の七草の一つになります。
☆「蕪」の語源は「頭」で、根の形をたとえたもの☆
原産地はヨーロッパ大陸で、起源については諸説があってはっきり分からないようです。日本へは古くに中国から渡来しています。
開花時期は3月中旬から4月。

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花茎を伸ばして、柄のある花が花茎に均等につく"総状花序"を出して、黄色い十字状の花をつけます。見た目は「菜の花」に似てますよね~(*゚▽゚*)
【◇科名:アブラナ科 ◇属名:アブラナ属(Brassica=キャベツの古いラテン名から) ◇学名:Brassica rapa( rapa=カブラ)】
草丈は20センチから60センチくらいで、根際から生える葉はへら形で、茎につく葉は茎を抱きます。
ところで、コレは普通の蕪じゃないのです。

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==《品川蕪》==
普通、皆さんが知っている蕪とは見た目が違います。ほ~らね、このとおり。

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え⁉コレは…だ、ダイコンじゃないの❓
と、、、、、思うでしょ~~( ̄∀ ̄)
あのね、ご存知の方も多いと思いますが、大根の花は白色d( ̄  ̄)でしょ。
コレはですね、江戸時代に品川宿の周辺で栽培、食されていた"漬物用の長カブ(.蕪)の一種なのです。見た目は画像のように大根の様に長いのです。
この品種は、築地市場で「江戸野菜の復活」の取り組みを知った北品川の八百屋経営者さんが、2004年に調査を開始したところ、江戸時代に書かれた農書の『成形図説』という書物の中にあった品川カブの絵を元に、東京都小平市で「東京大長カブ」という形が良く似たカブを栽培していることを見つけたのですね。で…このカブを「品川カブ」として販売することが「成形図説」の絵が根拠となり、生産者、市場、江戸野菜の研究会から認められたのです。
コレは西東京市の《小金井公園》の中の
江戸東京たてもの園》に植えてあります。
蕪は、花の後に実が出来ます。"角果"と呼ばれるもので、雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれます。
俳句の季語は冬。
*因みに…蕪は多肉質の根を食用にしますが…実は、野沢菜もカブの一種なのです。