タテハチョウの集会所?

勤務あけには腰が痛くて、高尾山とか上り下りのある場所まで出掛ける気力が無く、、、、
それでも日曜日には、部屋にいても暑いので(笑)出掛けることに....しかし目的地は、最近行っていない場所で…平地で、しかも遠くないところ、と言う、はなはだ昆虫探索の条件的には期待できないのですが(笑)
それでも一応、古民家が保存されてたり、田圃があったりと、自然が残る公園へ行ってきました。
コナラなどがある雑木林や草むら、小さな小川沿いなど見て回りましたが、お目当てのカブトムシとかカミキリムシは探しても出会えなかったです。
しかし雑木林の一本の木に数頭の蝶が飛び回っているのを見かけました。ソッと近寄ってみると....
画像の左上にも一頭蝶が見えますが、まずは右下の方から…
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サトキマダラヒカゲ 里黄斑日陰蝶
オイラの近辺の雑木林では、一番見かける機会の多い蝶です。
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数頭が、木の周りを飛び回っていました。
で、その同じ木で下の方に悠然と止まっていたのが...
アカボシゴマダラ 赤星胡麻斑蝶
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斑紋は近縁のゴマダラチョウによく似ているのですが、”アカボシ”とついた和名が示す通り、後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が出現することで区別されています。
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タテハチョウとしてはゆるやかな飛翔でフワフワと飛び回ります。
で、最初の左上の蝶ですが、コチラは久しぶりの出会いです。紺色地にルリ色のラインが特徴的なタテハチョウ。
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ルリタテハ 瑠璃立羽
開張52~65mm、前翅長30~42mm。翅の全体は黒色で、瑠璃色の帯が特徴のタテハチョウです。
前翅の前側に短かく白い2本の帯があります。
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チョウ目 タテハチョウ科 タテハチョウ亜科 ◇Kaniska canace

翅の裏はタテハチョウらしく黒っぽい枯葉模様をしています。
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幼虫はユリ科のサルトリイバラや庭木のホトトギスを食べます。成虫は樹液や腐りかけた果実に集まり汁を吸います。
ルリタテハの活動時期は、3-4月と6-11月です。成虫で越冬するので、早春から飛びはじめます。
雑木林の周辺で見られ、地上に静止していることも多い蝶です。
人の…つまり、オイラの気配を察してすぐに飛んでいってしまったのですが…。
しかし、この日のこの個体は、他の遠くの場所まで移動するつもりはないらしく、すぐ隣の木に…。
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色彩斑紋は♂♀ほとんど同じで、 ♀は翅形が幅広く青色帯もやや広いようです。
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この蝶の季節的変異は裏面においては明瞭で、夏型は裏面の地色が黄褐色をおびて明るくなりますが、秋型では黒味が強くなります。
つまり…秋型の翅裏は地味なのですが、これは越冬時により枯れ葉とかに似せるため?と思われています、