ビロードハマキ

先日、トンボ池の所で桜の葉っぱに止まってました。
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知らないと??ですが、コレね…蛾なんですよ。
見た目に、蛾の成虫とは思えないですよね。何か別の昆虫の幼虫のように見えます。
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ビロウドハマキ 天鵝絨葉巻蛾
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蛾ですが、とても美しい蛾です。静止するときに翅を水平にして前後翅を鐘形に重ねます。
えぇ~~と、ですね。デジカメのバッテリーが切れそうだったので、別のカメラでも撮影したので、画像の質が違います。ご了承ください。
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残念ながら翅を開いた画像が無いのですが、開くと後翅は綺麗な、所謂ヒョウ柄になっています。  
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頭部・胸部にも、翅と同じパターンの模様があり、とまっていると どちらが頭でどちらがお尻なのかよくわからないですよね。
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コチラが頭ですよ。後翅には、黄橙色地に黒色の斑紋があります。
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コッチがお尻側ね(笑)。
6月から7月にかけてと、9月から10月にかけて見られます。
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普通は樹木のよく茂った林で見られ、日中に活動します。
食草は様々な広葉樹につき、シイやカシ、アセビタブノキ、モミジなどの葉を食べます。
分布は一応本州から四国、九州となっています。
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東京では、2003年頃から見かけることが出来るようになった蛾。
既知の北限は茨城県新治群と言われています。
黒色地に細かな黄白色の斑紋があり、翅端がオレンジ色の大きく美しいハマキガ。
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◇チョウ目 ◇ハマキガ科(Tortricidae) ◇Cerace xanthocosma Diakonoff
ハマキガ科の成虫は一般に小形で、はねが細長く、前翅の翅頂がとがり、はねを屋根形にして静止している姿が西洋の釣鐘に似ていることからbell mothとよばれます。
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大きさ(開張)35-53mm
『ハマキガ』というのは、開張10~30mmの小型種が主で、あまり目立たないのですが、この『ビロードハマキ』のように開張55mmに達する美しい種類もいます。
♂♀では大きさや前翅の模様の白色が占める領域の大きさが違います。
コレは多分…雌ではないかと思います。
幼虫越冬で、常緑樹の葉を合わせた中にいます。幼虫は淡緑色で頭部は黒色、黒小紋があると言うことです。幼虫が葉を巻く(だから葉巻)習性のあるガ全般をさすこともありますが、この場合は英名をleafroller mothと言います。

さて…ビロードとタイトルに入った曲は…
アニメの主題歌ですが…カッコイイ♪