ミズキンバイ

春先から秋まで、黄色い花が目立ちます。黄色は昆虫達、主に蜂や蝶の仲間を呼び寄せる力があるようですね。秋も黄色い花はたくさん咲いています。コチラは水辺に咲いてる黄色い花。
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ミズキンバイ 水金梅
和名の由来は、キンポウゲ科の『金梅草(キンバイソウ)』に似ていて、水中に生えることから。
水辺に生育する抽水性の多年生草本の一種です。
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高さ20センチから50センチになりますが、長い地下茎で広がっていき、茎の節から白い呼吸根を出します。葉は楕円形で、互い違いに生える互生です。葉には長い柄があります。
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花の後にできる実は、熟すると下部が裂け種子が散布されるさく果です。ただし裂開はしないで、そのまま落下します。
このように、根が水底の土中にあって、茎や葉が水面から上に伸びている水生植物のことを『抽水植物』と呼びます。
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◇科名:アカバナ科 属名:チョウジタデ属(Ludwigia=18世紀のドイツ、ライプチヒの植物学教授『Ludwig』に因んだもの) ◇学名Ludwigia stipulacea(stipulacea=托葉のある)
環境省のレッドデータリストの絶滅危惧II類に登録されています。

水辺で横に伸びると言うのは『リュウキンカ(立金花)』の仲間で、初夏に咲く『エンコウソウ(猿猴草)』に似ていますね。
コチラが『エンコウソウ(猿猴草)』です。やはり水中に咲きます。
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『エンコウソウ』の場合は地下茎で伸びるのではなく、水面で茎が横に伸びますがね。【エンコウソウ】(←記事)
因みにコチラが『リュウキンカ(立金花)』。コチラは水中に咲く訳ではないです。茎も上に伸びます。
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【立金花】(←記事)