タヌキマメ

この花は見た目とネーミングに思わず納得してしまいますよね。
可愛いような、少し可哀想な名前。
タヌキマメ 狸豆
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茎にも葉にも褐色の長い毛が多いです。葉は幅の広い線形で互生します。
開花時期は7月から9月。
本州から沖縄にかけて分布し、原野など日当たりのよい草地に生えますが、実際はなかなか見かけませんね。このように草むらにあると見過ごしてしまいます。
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◇科名:マメ科 ◇属名:タヌキマメ(クロタラリア)属Crotalaria=crotalon(玩具のガラガラ)。莢の中で,ばらばらの種子がガラガラ鳴るため譬えたもの ◇学名:Crotalaria sessiliflora(sessiliflorus=無柄花の)
花の後にできる実は豆果(※莢の中に種子が入るもの)で、毛が生えるのですが、この姿がまさに狸(笑)。
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一般には観賞用のものを属名のロタラリアの名で総称しているようです。
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草丈は20センチから60センチくらいで、茎は直立します。
茎先に穂状花序(※柄のない花が花茎に均等につくもの)を出して、青紫色をしたマメ科独特の蝶形の花をつけます。
萼が大きく、褐色の毛が密生しています。
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