ミヤコグサ

北海道から沖縄にかけて分布していて、道端や荒地などに生える黄色い花。
ムギ類の栽培とともに渡来した史前帰化植物だといわれています。

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==《ミヤコグサ-都草》==
初夏、エンドウに似た花形で、黄色い花を咲かせる日本に自生する、マメ科の耐寒性多年草です。 日本全国の道端や野原、海岸で見られる野草のハズなのですが、オイラの仕事場近辺や、地元近所には全く見かけないですね~。調布飛行場の一部とか、深大寺近くでも、限られた場所だけ。
名前の由来は、京都によく見られるので『都草』と名付けられたらしいですが…。
近年、欧州からの帰化植物でセイヨウミヤコグサという同属の植物が入って来ています。セイヨウミヤコグサは葉茎や萼に白毛が生えており全体的に白っぽく見えます。ミヤコグサは毛が生えていないので葉茎が緑々しています。 また、似た花に、花が赤くなるニシキミヤコグサ(錦都草)があります。

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【◇科名:豆科 ◇属名:ミヤコグサ属(Lotus=ギリシャ名) ◇学名:Lotus japonicus(=Lotus corniculatus var. japonicus)】
別名で『烏帽子草』と呼ばれますが、花の形が烏帽子に似ていることから付いています。

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葉は鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される奇数羽状複葉。5枚の小葉で1枚の葉が構成されています。但し、つけ根のほうにある2枚が離れてるので見た目は3枚出複葉のように見えます。
小葉の形は楕円形。実の特徴花の後にできる実は莢の中に種子が入る豆果と呼ばれるものです。
大きさ・高さ10~30センチで、茎先に黄色い蝶形の花を1個から3個つけます。

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花径は10ミリから15ミリくらいで、花弁は5枚。下部につく2枚の竜骨弁は合着して筒状になっています。萼片は5枚。
名の由来については諸説あって、最初に記した京都に多かったからと言うほかにも、漢名の『脈根草(みゃくこんぐさ)』の転訛したものなどの説もあり、分類上は『西洋都草(セイヨウミヤコグサ)』の変種という見方もあります。根際から枝分かれをし、地を這って広がります。
♥シルビアシジミという蝶の幼虫の食草らしいですが、見かけた事がない。
開花時期は4月から8月くらいまでですが…今回はまだ頑張ってましたね。