スズメノエンドウ

何処にでも見かける野草の一つにカラスノエンドウがありますが、コチラはカラスほど見かけないかも。

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==《スズメノエンドウ/雀野豌豆》==
和名の由来は、烏野豌豆(カラスノエンドウ)よりもさらに小さいというところからきています。

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雀の豌豆、ではなくて「雀野豌豆」です。そう、カラスノエンドウも烏野豌豆なんですよ。
妙な名前ですが、中国名の「野豌豆」から出た言葉なのです。

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【◇科名:マメ科 ◇属名:ソラマメ属(Viciaビシア=ラテン語の「vincire=巻きつく」この属には蔓性の植物が多いことから ◇学名:Vicia hirsuta(hirsuta=粗い毛のある)】
本州から沖縄にかけて分布し、道端や草地に普通に生えています。

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草丈は30センチから50センチくらいで、葉は羽状複葉で、6~7対の小葉が鳥の羽のように左右に並んで1枚の葉が構成されています。

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葉は互生について、先端部には小葉の変化した巻きひげがあります。

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小葉の形は幅の狭い卵形で、先 がへこんだ形で、鋸歯はありません。
開花時期は4月から6月で、長い柄の先に長さ3、4ミリの蝶形の花を3輪から7輪つけます。

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花の後にできる実は楕円形の莢の中に種子が入る豆果で、莢には短い毛が生えていて、2個の種子が入っています。

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で…コチラが 『カラスノエンドウ(烏野豌豆』 ですよね。
別名は『矢筈豌豆(やはずえんどう)』

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【◇科名:マメ科 ◇属名:ソラマメ属(Viciaビシア=ラテン語の「vincire=巻きつく」この属には蔓性の植物が多いことから ◇学名:Vicia angustifolia var. segetalis(angustifolia=幅の狭い葉をもつ / segetalis=穀作地生の)】