大量発生の嫌われ者カメムシ

一昨日のネットのニュースサイトに、カメムシの大量発生というのがありましたね。
コチラですが…
カメムシ大量発生で県が注意報発令 早期防除を  埼玉新聞 6月11日(水)17時5分配信
 県は10日、果実の害虫であるカメムシ類のチャバネアオカメムシが県内全域で大量発生しており、ナシへの被害が懸念されるとして、病害虫発生予察注意報を発令した。カメムシの注意報は2年ぶり。県は「これから活動が活発になるので、早期発見、早期防除を」と呼び掛けている。
 県病害虫防除所(熊谷市)によると、4月1日~6月初旬にかけ、殺虫わなによる調査をしたところ、誘殺数は寄居町のヒノキで平年の3・8倍、久喜市のナシで平年の8・2倍となった。さらに調査のために設置している「ナシ予察灯」を調べたところ、春日部市は平年より8日早い5月2日、上里町では平年より16日早い4月30日にそれぞれ初誘殺を確認した。
 今春はカメムシの好むスギやヒノキの花粉によってできる実が少なく、餌を求めてナシに飛来していることが考えられるという。防除所は「カメムシに果汁を吸われたナシはくぼみができた状態になり、商品価値が失われる」と話す。
 茨城、千葉、栃木県や東京都でも注意報が発令されている。防除所は「カメムシの侵入を防ぐため、農園を網目の細かい多目的防災網や防風網で覆ったり、早期発見や早期防除に努めてほしい」と呼び掛けている農薬を散布する際には使用基準を守り、カメムシの飛来が多い夕方や活動の鈍い早朝が効果的としている。
で…そのカメムシはコチラですね。数日前に見かけました。
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チャバネアオカメムシ 茶翅青亀虫

その名のとおり翅の部分が茶色いカメムシ。その他の黄緑色が綺麗です。
カメムシ目 カメムシ亜目 カメムシ科 ◇Plautia stali
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コチラは10日の日に見かけたカメムシ
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ホシハラビロヘリカメムシ

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カメムシ目 カメムシ亜目 ヘリカメムシ科 ◇Homoeocerus unipunctatus
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昆虫は大量発生すると農家や自然に被害を及ぼし、環境にも影響を与えます。
まぁ、これは自然界の野鳥や動物や植物でも同じなのですがね。

しかし、外来種による影響というのは、かなり深刻です。本来日本にはなかった種、昆虫や動植物を勝手に持ち込んで自然界に放したりするのは止めてほしいものです。植物の場合は何かに紛れ込んできたものも沢山ありますが、中には観賞用として入ってきて、それが野草として一気に繁殖したものもあります。
日本の在来種を脅かし駆逐する勢いで増えるものもありますので困りものですね。
野草では一部には地域によって、植栽禁止のものもありますね。