ツクシシャクナゲ
ツクシシャクナゲ 筑紫石楠花
◇科名:ツツジ科 ◇属名:ツツジ属(Rhododendron=「rhodon=バラ+dendron=樹木」。転じて紅花を着ける木の意で、初めは西洋キョウチクトウの名だったもの ◇学名:Rhododendron jjaponoheptamerum
樹高3~4mで淡紅色の花を咲かせます。
日本では、『ツクシシャクナゲ』『ハクサンシャクナゲ』『キバナシャクナゲ』の3系統が自生しています。淡紅色の『ツクシシャクナゲ』『アズマシャクナゲ』『ヤクシマシャクナゲ』の系統がなじみ深いのですが、華やかさにおいてはこの『ツクシシャクナゲ』が人気があるようです。コレは、他の『アズマシャクナゲ』や『ヤクシマシャクナゲ』の花弁が5枚でオシベが10本なのに対して、『ツクシシャクナゲ』は花弁が7枚で、かつ長いオシベが14本あって目立つためのようですね。
花冠は漏斗状で、花径は4~5㎝で7裂します。
葉は革質で光沢があり、倒披針形で長さ10~20㎝、新葉のうちは両面に褐色の長綿毛があります。表面の毛は早落して消えるのですが、裏面の毛は密生して残ります。
淡紅色の花は房状になった基部の方から咲き始めますが、そのとき頂部のつぼみは濃紅色なので、その色のコントラストが綺麗です。
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