アカヤシオツツジ

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==《アカヤシオツツジ赤八汐躑躅》==
綺麗な淡いピンクのツツジですが、結構背丈が大きくなるツツジですよね。成長すると5メートルくらいにもなります。
淡いピンク色の花弁がラッパ状に大きく反り返らないツツジです。

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ヤシオというのがつくツツジはこの『アカヤシオ』と『シロヤシオ(ゴヨウツツジ;五葉躑躅)』色の濃い『紫ヤシオツツジ』があります。
和名の由来については判らないようですが一説には、野州ツツジからの転訛とも言われています。

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【◇科名:躑躅科 ◇属名:ツツジ属(Rhododendron=ロードデンドロン。ギリシャ語の「rhodon=バラ」+「dendron=樹木」が語源。転じて紅花を着ける木の意で、初めは西洋キョウチクトウの名でした ◇学名:Rhododendron pentaphyllum var. nikoense(pentaphyllus=五葉の/nikoense=日光の)】
葉に先立って花が咲きます。ツツジの花は大概ラッパ状に反り返るような花を思い浮かべますが、このアカヤシオはこのように、短いラッパという感じです。
☆別名で『アカギツツジ赤城躑躅』と呼ばれています。☆
以前は一時『アケボノツツジ(曙躑躅)』も別名とされていましたが、実際は曙ツツジの変種で、今は別品種として分けられています。
因みに『シロヤシオ』の別名は、アカヤシオもそうですが、葉が五枚ある事から。
五枚葉以外に学名からは、栃木県日光に、別名からは群馬県赤城山に関係していることがわかりますね。栃木県の県花ヤシオツツジです。
分布としては、福島県から兵庫県まで分布しています。実際『アケボノツツジ』の場合は、近畿以西に多いのでもっともと言うところですが…。