スミレ・イヌノフグリ・ツタバウンラン

春の野草が増えてきました。先日ケータイからのスミレの画像をアップしたのですが、撮り直しに行って来きました(笑)
しかし、河原に行くと石積みのところに…
もうこの花が咲き出してますね~~。早いなぁ…。
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名前どおりツタのような葉のウンランという意味。
別名『ツタガラクサ(蔦唐草)』『コロセウムアイビー』『キンバラリア』
英名は『Ivy leaved toadflax』
本来は初夏と言うか…4月位から咲き出す花だったのですが…。
ヨーロッパ南西部や中部生まれの帰化植物です。日本には、大正元年(1912年)に観賞用として渡来したそうです。石垣や城壁のすき間などに生える、つる性の植物です。
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茎は地面をはって伸び、長さは20cm~30cmになります。葉柄の脇から花茎を伸ばし先端に紅紫色の花をつけます。
◇科名:ゴマノハグサ科 ◇属名:ツタバウンラン属 ◇学名:Cymbalaria muralis Gaertn., Mey.et Scherb
花は唇形で径10mm。上唇は2裂し先端は丸く、下唇は浅く3裂します。中央には黄色で2本の隆起物があります。
球形の果実の柄は暗いところに向かって伸びる性質があるので地中にもぐって結実します。
以前にも最初のブログで何度も記事にしております。→ツタバウンラン 其の2→ツタバウンラン 其の3→ツタバウンラン もしかすると、垣通しと間違われる方がおられるかもしれません。コチラがカキドオシ

葉っぱも花も良く見れば違いが分かります。

お天気が良かったので先日よりもはっきりと花が判ります。
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タチツボスミレ立坪菫 茎が立ち上がる庭(坪)に咲くスミレの意。
◇科名:スミレ科 ◇属名:スミレ属  ◇学名:Viola grypoceras
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スミレについては、距の部分が墨入れに似ることから転化した(牧野)とする説と、摘み草だったので摘み入れ草が転化したとする説がある。
単にスミレと言うと、その標準和名を持つ別種があり紛らわしいどこでもごく普通に見ることができる。スミレと言えば本種を指すことが多いです。
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そしてイヌノフグリも…
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ちっちゃなちっちゃな花。花茎はわずか3ミリほど。
なので…、せっかく咲いていても気づかずに通り過ぎる人が殆どです。晴れた日にしか花は開きません。
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何処にでも見かけるのはオオイヌノフグリ
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ついこの間顔を見せ始めたと思ったら、もう辺り一面に顔を出していました。
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もう一面に蔓延るのもすぐですね。
コチラはホントに控えめです(笑)。近縁種の帰化植物である『オオイヌノフグリ』にその生育地を奪われてます。育成地自体も開発によって減少しているために数を大幅に減らしています。
イヌノフグリ 犬の陰嚢』 
◇学名: Veronica didyma var. lilacina ◇科名:オオバコ科 ◇属名:クワガタソウ属
淡いピンク色の花。花弁には紅紫色のスジが入ます。
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環境省レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に指定されています。外来種に負けるな~
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