マルバツユクサ
散策中、公園に向かう前に、何気なく横を見た時、、、、20メートルくらい向こうに、何となく気になった葉っぱのかたまり。蔓草ではないみたいだけど、あんなにたくさん…
近寄ってみると、ポツリポツリと薄い紫の花が咲いてる。ン〜花はどこかで見た事ありそうで、なんか違う?これは…
ツユクサの花に似てますかよね~( ・∇・)
そうツユクサの仲間なんです。マルバツユクサ普段、あちこちに咲いてるツユクサの花はコチラですね~。
ツユクサ
マルバツユクサの花は、ツユクサと似ているんですが、葉がツユクサより丸味を帯びて大きくて、花はツユクサより小く、色はやや薄めのものが多いです。
さてと……ココで改めてツユクサの花の構造について説明しておきましょう。
雄蕊は6本で、うち2本が長く、花粉を出します。残りの4本は黄色くて目立つのですが、花粉は出さない仮の雄しべなのです。花弁の数は……何枚?
えっ🤯そりゃ二枚だろ?
って、普通はそう思いますよね。しかし…しかし、今まで何度か、引っ越し前のヤフブロでは説明しているのですが、3枚なのです。花の図鑑サイトにも花弁の数が二枚で検索するようになっているところがありますが、見てもらえば分かりますが、3枚の花びらのうち2枚が大きく、残りの1枚は小さな白い色をしています。実はツユクサの学名ですが……
◇仮名:ツユクサ科 ◇属名:ツユクサ属(Commelina=オランダの植物学者「コメリン兄弟(Johan and Caspar Commelin, 1600's)から) ◇学名:Commelina communis(communis = 普通の)
判りますか?つまり……属名はコメリン兄弟(Johan and Caspar Commelin)という事で、これは二枚の花弁、長い二本の雄蕊を指しているのです。で……小種名の、communisというのは普通の、通常の。と言う意味ですが、ここが問題なのです。この【Commelin】と云う名の同姓の植物学者、実は三名居て,三名中、Jan及びCasperの兄弟は著名でしたが、残る一人は業績を挙げなかったのです。この花の花弁の内、二枚に比べ一枚は不明瞭なので、それに譬えてLinne(リンネ)が名付けた学名らしいのです。なんとも失礼でしょう~( ̄▽ ̄)現代で、こんな事したら大問題確実。
ツユクサの和名の由来は、 早朝に咲き出して午後にはしぼむことから朝露を連想して名づけられたなどの説があります。
全草を乾燥させたものを生薬で【鴨跖草(おうせきそう)】といいます。
解熱、利尿、解毒などの薬効があるとされます。
ツユクサの花は、《蛍草(ホタルグサ)》《青花(アオバナ)》《帽子花(ボウシバナ)》などの別名もあります。
「万葉集」や「古今集」にも《月草》の名で登場します。
さてと、このマルバツユクサですが、葉は卵形で、平行の葉脈が目立ち、わずかに毛が生えていて、縁は普通波打ちます。
葉には短い柄があり、基部は筒状の鞘になります。茎頂の2つ折りになった苞の中に花をつけ、苞の外に花柄を伸ばして通常2個、開花します。
花は直径約2.5センチくらいの淡青色で、まれに白花もあるようですが、オイラはまだ見たことはないですね。
花が終わると花茎が曲がり、苞の中で果実(蒴果)が花の数だけできます。
このマルバツユクサは通常の結実のほか、地下に閉鎖花をつけ、自家受精して種子を作る特殊な形態を示すことで知られているのです。地下でできた果実も大型と小型の種子をもってます。花期は7~9月で草丈は30~50センチ。
ツユクサの花言葉は「懐かしい関係」「尊敬」