サルマ・ヘンリー(馬蹄香)

以前見かけて名前が判らずに調べるのに苦労した花。苦労して名前が判ってからは、名前を入れれば当然ですが、ちゃんと幾つか検索にひっかかるようになりました。
しかし、やはりあまり見かけない花である事には変わらないようです。以前の記事アップ後に追記で書いたのですが、その後以前は載ってなかった花図鑑サイトに増えてたりしてました。しかし、やはり…まず普通に道端とかには見かける事はないですね。この花は『小石川植物園』にもないですね。
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バテイコウ 馬蹄香(サルマ・ヘンリー)
草丈は50~100センチほどで葉や茎には微毛が沢山生えて、葉の大きさは幅8~12センチ長さ8~12センチで心形をして対生します。
葉の柄は3~10センチほどで基部は茎を抱き、節は見えません。
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花は黄色い3枚の花弁と3枚の萼片から構成され花径は20~40ミリくらいです。
◇科名:ウマノスズクサ科(Aristolochiaceae) ◇属名:サルマ(Saruma)属(馬蹄香) ◇学名:Saruma henryi(henryi=植物採集家ヘンリーの)
この『saruma属』と言うのは、普通に属名で調べると載ってなくて…意味不明で、どうやら…『Asarum』アナグラムらしい…という事うですね~。こんな属名を考えるとは…。
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別名は『冷水丹』『高脚細辛(タカアシサイシン)』
中国中南部原産の帰化植物で、ウマノスズクサ科に属し、カンアオイ属に最も近縁とされている1種1属の植物です。
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学名に名前が付いてますが、アイルランド生まれの植物探検家である『Henry-Augustine/ヘンリー・アウグスティヌス(1857-1930)』によって発見された植物です。彼は1881年に中国で税関関係の仕事に就きますが、ロンドンの植物園の依頼で、1900年までたくさんの植物を探検隊と共に採集しています。
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オナガギフチョウ(L. longicaudata)』の食草です。
しかしウマノスズクサ科というのは変わった植物が多いですね~。ですが…この花は『オオバウマノスズクサ』や、『アリマウマノスズクサ』などとは外観が全く違います。とても同じ科の植物でカンアオイ属に近い植物には見えないのですがね~『オオバウマノスズクサ』②(笑)。
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まあ普通に見かける『カンアオイ』の仲間『コシノカンアオイ』は記事アップしてますが、似てるのは葉っぱの形だけ…と言うか(笑)。そう言えば『タマノカンアオイ』はまだでした。次回にアップ予定です。