ツルハナナス

梅雨の頃から秋にかけての長い間、庭先などで見ることが出来ます。
近所の庭先から垂れ下がってました。

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この花は最初、咲き始めは淡青紫ですが、だんだん白くなっていきます。

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==【ツルハナナス蔓花茄子】==
米原産のツル性低木です。南アメリカのブラジル、エクアドルパラグアイに分布しています。5月から晩秋ごろまで、花径が2.5センチくらいで星形の花を房状に多数つけます。

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《◇科名:茄子科 ◇属名:ナス属(Solanum=ソラナムは、ラテン古名の「solamen(安静)」が語源。この属の植物に鎮痛作用を持つものがあることから。 ◇学名:Solanum jasminoides(jasminoidesは「ソケイ属=Jasminum」に似た、と言う意味)》
茄子科の花らしく同じ茄子科の「ワルナスビ」に花はよく似ていますよね。

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薄紫色から白色に花色が変化していくので、一緒に咲いていると別々に違った色の花が植えられているように見えます。

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英名は『Potato vine』。そう、ジャガイモも茄子科ですからね。別名は『ソケイモドキ』。学名にjasminoidesとありますからね。

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ナス属植物によく見られるトゲはありません。基部からよく分枝して蔓状に伸びます。葉は小さく光沢があります。

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つる性で潅木状になり、長さは4~5メートルになり、垣根などに絡まって咲いているのを見かけます。

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最近園芸店などにもよく置かれています。
但し…時たま、小さな鉢植えが『ヤマホロシ』という名前で売られている事があります。だけど実際は『ヤマホロシ(山保呂志』は別の花です。ヤマホロシは我が国の山地などに自生する植物です。同じ科の花ですがね。
間違えて売ってるところが多いのですが、『ヤマホロシ』の花は、花冠の5裂片は長さ5~6mmで、このツルハナナスよりは小さくて、花びらも開くと後ろに反り返ります。ツルハナナスとはかなり違うンだけどなぁ…。

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*因みにヤマホロシの学名は『Solanum japonense(japonense=日本の)』
ツルハナナスとして出回っているのは『かわりびな』という1種類だけのようです。
☆10月22日の誕生花です。☆☆花言葉は「寂しがりや」「真実」

さて…コチラは花はもう終わってますが、やはり梅雨入りの頃から見かけ、同じように花の色が変わっていきます。

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==【ルリマツリ】==

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《◇科名:磯松科 ◇属名:ルリマツリ属(Plumbago(プルンバゴラテン語の「plumbum(鉛)」が語源。鉛中毒の解毒にこの花が効果があることからと言われています。
◇学名:Plumbago capensis(capensisは南アフリカ喜望峰地方のと言う意味)》
英名は 「Cape plumbago」別名は学名の「プルンバゴ
和名の「ルリマツリ」はジャスミン(マツリカ)に似た青い花をつける事から付けられました。
因みにJasminumはアラビア語の植物名「ysmynヤスミニム=マツリカ:茉莉花」のラテン語です。