クロガネモチ

冬によく見られる赤い実。いろんな木があるので、名前が分からないものもあるンじゃあないかな…。
これも、何処にでも見かけると思いますが…

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==【クロガネモチ 黒鉄黐】==
和名は…葉の根元あたりが黒いので付いた名前というのですが...
なぜこの木がアチコチに植えられているか??と言うと…
ハイ、この名前を何度か呟いてみてください~。
「クロガネモチ…クロガネモチ、クロウガネモチ~」
もう判りましたね~(笑)
クロウガネ~…つまり、「苦労せず金持ちになれる」という解釈をつけて、縁起が良いとして庭木に用いられるワケでございますね(爆)無精者の…
当然モチは「金持ち」の語呂で縁起がいいこともあり、庭木や街路樹としても重宝されているのでございます。

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まぁ、そんな理由よりは、常緑樹には地味な花が多いのですが、この木はピンク(薄紫ぽい色)の面白い花を付けるのです。で…秋になると、このように多くの赤い実を付けるので、観賞用としては面白いと思いますね。
樹高は10メートルから20メートルくらいで、樹皮は灰白色です。

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葉は楕円形で、互生について、革質で柄があり鋸歯はありません。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は淡い緑色。
『◇科名:モチノキ科 ◇属名:モチノキ属(Ilex=holly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名から ◇学名:Ilex rotunda(rotunda=円形の)》
雌雄異株で、ほとんど雄蘂が見えないのが雌花です。
雄蘂は退化しています。当然ですが実を付けるのは雌株のみです。このような赤い実が、花の後に出来ます。

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球形の水分を多く含み中に種が1つある核果で、10月から1月にかけて赤く熟します。

*開花時期は5月から6月で、雌雄異株です。葉の脇から散形花序を出して、小さな花をつけます。初夏にごく淡い紫色がかった小さな花を咲かせます。花自体は小さくてあまり目立ちません。花は6月、葉腋に集散花序につけ、4mm程度の小さな短紫色の花です。