ハガキの木

かなり大きな樹木ですよ。今回は花も終わり、ちょうど実が出来たところ。

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【ハガキの木】
暖地の山地などで見かけますが、時たま公園に植えられてる事もあるンじゃあないですかね? 秋にエンドウ豆くらいの実が赤く色づきます。かなり目立つでしょ。本来のこの木の名前は、、、、、【多羅葉】です。
[http://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms/52437410.html ヒイラギモチ]と同じ《黐の木(モチノキ)科》の樹木です。
葉は長楕円形で、革質で光沢があり、樹皮は灰白色で円滑、夏に緑黄色の小さな花を多数密生させます。花が咲くのは5月頃です。

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これが花。《◇科名:モチノキ科 ◇属名:モチノキ属(Ilex=holly(セイヨウヒイラギ)或いは holly oak(Quercus)の古代ラテン名) ◇学名:Ilex ◇学名:Ilex latifolia(latifolia=幅広の葉をもつ)》
樹皮はこんな感じです。

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葉は肉厚で20センチほどもある長楕円形をしていて、その縁は鋸のように細かい鋸歯があります。
裏面は傷つけたり、火で炙ると、その部分が黒くなる性質があるンですね。
昔はそれを利用してハガキの代用にしたらしいのです。『画描き葉』とも呼ばれています。

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で、誰か葉っぱに字を書いてないかなぁ?と思い探してみたら…
コレ、、、、、オイラが書いたンじゃあないよ~@ 'ェ' @

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ハガキの木]と呼ばれるくらいなので、もしかすると何処かで、郵便局の前辺りに小さな木が植えられてる事もあると思います。
因みに…この葉っぱに文字を書いて切手を貼れば投函できるハズです。
※『多羅樹』は『コウリバヤシ』の仲間です。別名は『タリポットヤシ』。漢字で書くと『行李葉椰子』です。そう、あの行李に使われる樹木です。英名は『Talipot palm』 学名:Corypha umbraculifera。
え~~と…『行李』知ってますよね?昔の衣類などを入れる『籠』の事です。葉っぱが籠や工芸品などに加工されます。また、原産地の熱帯アジア(インドなど)では、巨大な葉を屋根や小屋などの建築材として用いることもあります。さらに樹液を発酵させると、お酒になります。
因みに…『行李』と言えば、『柳行李』を思い浮かべる方が多いと思います。
アチラは『コリヤナギ』が使わますね。