シセントキワガキとロウヤガキ

今年はまだ2個しか柿を食べていません。皆さんはどうですか?柿は品種もたくさんありますが、今は種なし柿が売られてる時期ですね。種なし柿は、甘味があって汁も多い柿です。
で…コレも柿なのですが,,,,大きさは親指位もありません。
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四川常磐シセントキワガキ
原産地はこの名前がついている通り、中国中南部四川省などで、常緑樹です。
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コレじゃあ大きさが判らない?葉は大きさが4~9センチで、幅は1.5~3.6センチで、樹高は日本では4メートルから5メートルですが、原産地では10メートルになるものもあるようです。
枝葉は密生し、枝には多くの刺があります。葉は細長い楕円形で、艶があり互生につきます。
◇科名;カキノキ科 ◇属名:カキノキ属(Diospyros=ギリシャ語の「Dios(ジュピター)+pyros(穀物)」から。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけたもの ◇学名:Diospyros cathayensis(cathayensis=四川省の)
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開花時期は5月から6月で、花の色は黄白色で雌雄異株。当然…雄株と雌株がないと実はつきません。
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雄株で多くの花を咲かせ、秋に熟する実は小さく、2センチ程度の大きさ。
雌株の長い柄の先にぶら下がります。小さいけど…甘柿ですよ。
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果実の表面には白い短細毛が密生します。

で…コチラも小さな柿なのです。
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ロウヤガキ 老鴉柿
名前の由来が、なんで『老鴉』なのかと言うと...冬になっても黒くなった実がぶらさがっている姿を、老いた カラスに見立てたものです。一部のサイトで『老爺柿』とかかれている場合がありますが…『老鴉(=老いたカラス)』です。『老爺』と表記してるところは…間違いでございますね。
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コチラのカキノキはですね、食用ではなくて観賞用なんです。なんじゃ....ツマラン(笑)
基本的に渋柿ですが、たまには食べられるものもある…らしい。
中国の中部が原産です。
わが国では京都府立植物園に初めて植栽されました。
第二次世界大戦中に『京都府立植物園』の初代園長である『菊地秋雄』氏が、持ち帰ったとされています。
普通のカキノキと同じように、あまり目立たない花を咲かせて、秋には橙色の尖った小楕円形の果実をつけます。
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この柿は、前述したように花ではなくて、この実を鑑賞する訳で…。
実の鑑賞期は10月から11月。ん~、なんでこの実を眺めてなきゃイケナイんだ?
ホントに渋柿か?ってんで、一つ囓ってみましたが...確かに渋柿(笑)。
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◇科名:カキノキ科 ◇属名:カキノキ属(Diospyros=ギリシャ語の「Dios=ジュピター」+「pyros=穀物」から。おいしい果実を「神の食べ物」として称え名づけられました ◇学名:Diospyros rhombifolia(rhombifolia=菱形の葉の)
英名は『Diamond-leafed persimmon』『Chinese persimmon』
コチラも雌雄異株なので、結実には当然ですが…雌株と雄株が必要になります。
この画像のように果実の上にある葉が羽子板で使われる衝羽根のような形になっています。この果実のかたちから『つくばねがき(衝羽根柿)』とも呼ばれます。
以前に、別ブログで花を記事アップしておりますので、その時の画像を…
https://other-blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-4b/chameleon_arms/folder/1281489/78/52702678/img_5?1336399350.jpg
目立たない花です。まぁ、日本の柿の花も目立たないけどね~。
実は液果(=果皮が肉質で液汁が多い実)で、長さはせいぜい3センチから5センチと小さくて、先の尖った楕円形状です。
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樹高は2メートルから3メートルで、紙質の葉は、菱形から卵状菱形、倒卵状菱形をしています。
別名で小さいため『姫柿』とも言います。因みに『マメガキ』はコチラの記事→『マメガキとイヌビワ』
※コチラが→普通の柿の木の花 それと→実がついた普通のカキノキまぁ…普通のカキノキは、鉢植えじゃなく庭に植えなきゃな(爆)。