コムラサキ・シロミノコムラサキ

公園などの植え込みに紫色の実が目立ち始めました。『ムラサキシキブ』と表記のあるものがありますが…しかし、一般に『ムラサキシキブ』として園芸店などで売られていたり、公園の植え込みなどに植えられているものはコチラである可能性が高く、間違って覚えてられる方が多いかもしれません。
実際の名前は『ムラサキシキブ』ではなく『コムラサキ(小紫)』です。
落葉低木で、樹高は1メートルから2メートルくらいですコチラはその変種で実が白いもの。
イメージ 1
白実の小紫(シロミノコムラサキ
別名は白玉小式部(シラタマコシキブ)。
◇科名:熊葛科 ◇属名:ムラサキシキブ属( Callicarpa=ギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」から。実が美しく熟すからことから ◇学名:Callicarpa dichotoma var. albi-fructus(dichotoma=二股になった / 変種名albi-fructus=白い果実の)
ムラサキシキブほど樹高はありません。枝は細くて枝垂れます。葉は楕円形で、向かい合って生える対生。葉の縁には細かな鋸歯があります。
イメージ 2
 開花時期は6月から7月で、葉の脇に集散花序を出して、白い小さな花をたくさんつけます。
コチラが花ですね。
イメージ 3
9月から10月くらいから実がつき出します。直径3ミリくらいの球形の真っ白な、水分を多く含み中に種が1つある核果を鈴なりにつけます。

コチラが普通の小紫(コムラサキ)
イメージ 4
ですが「ムラサキシキブ」よりは実の付き方が枝に沿って固まって付くのでコチラの方が見栄えはいいです。ムラサキシキブより小さいので「小紫」。
実の付き始めはこのように緑色です。
◇科名:熊葛科 ◇属名:ムラサキシキブ属( Callicarpa=ギリシャ語の「callos(美しい)+carpos(果実)」から。実が美しく熟すからことから ◇学名:Callicarpa
イメージ 5
普段見かけるのはコチラの方が多いと思います。

紫式部はやや背が高く実も大きめです。実は比較的バラバラにつけます。
ムラサキシキブの花はコチラ。

コチラも白い品種があります。さすがに…紫ではないので『シロシキブ』と言います。