カワミドリ

草全体にハッカに似た特有の香りがあります。沢沿いなどの草地に生える多年草
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カワミドリ 川緑
「河碧」とも書きます。
草丈は40~100cmくらいで、上部で枝分かれします。
葉は対生について、卵状披針形で長さは5~10cm、鈍い鋸歯があります。
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葉の基部は浅い心形~円形で、葉先が尖り、表面は無毛ですが裏面に微細な白毛があります。
茎の断面は四角形で、上部で枝分かれします。
葉は卵形で、向かい合って生える対生で、葉の先は鋭く尖り、縁には鋸歯があります。
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開花時期は6月から10月くらい。
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茎先に穂状の枝先きの長さが5~15cmの、花穂に柄のある花が花茎に均等につく総状花序を立て、紫色の唇形花を多数密集してつけます。
花冠は長さ8~10mm、下唇は3裂し、雄蘂4個と雌蘂は花冠からつきでます。
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萼は筒状、細毛と腺点があり、萼筒の先が5裂して尖り、花冠と同色になる
◇科名:シソ科 ◇属名:カワミドリ属(Agastache=ギリシャ語の「aga=強める」+「stachys=穂」から。太い穂状の花序をつけることから名づけられたもの ◇学名:Agastache rugosa(rugosa=皺のある)
花の後にできる実は、複数の子房からできた分果。
茎、葉、根を乾燥したものを、生薬で『排草香はいそうこう』といい、健胃薬、風邪薬などになります。