コンロンソウ

日陰の谷川や清水の湧き出る場所に生育し、セリの花と葉によく似ていますが、背丈や花はずっと大型で、十文字の白い花が特徴です。
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崑崙草 コンロンソウ
コンロン(崑崙)は中国の崑崙山脈か、伝説の島である崑崙島に由来すると言う説がありますがハッキリとは判っていません。
仲間には『マルバコンロンソウ』『ヒロハコンロンソウ』があります。
◇科名:アブラナ科 ◇属名:タネツケバナ属(Cardamine=同属の植物の1種のギリシャ名(kardamon)から 学名:Cardamine leucantha(leucantha=白い花の)
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葉は5枚から7枚を1組とする小葉の集まりで、細長いです。葉柄は茎を抱きません。
小葉には裏表ともに毛が生えており、縁には鋸歯がある。
また、先が鋭く尖ります。
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開花時期は5月から6月で、茎先に十字形をした白い4弁花の集まりをつける。
花びらの長さは7ミリから10ミリくらいで雄蘂は6本、2本が短い。
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地表を這う匍匐茎を出して繁殖し、群落を形成します。
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花の後にできる実は長角果のアブラナなどの果実で細長い形です。
近縁種の『大葉種漬花(オオバタネツケバナ)』が似ていますが、こちらのほうは葉先が尖らず鋸歯もないので区別できます。
花言葉は「優美」「完全な美」