姫カンスゲ

官僚を挿げ替える…のカンスゲじゃなくて(笑)…『寒菅』です。花の名前ですよ(笑)。
まぁ、出来る事なら…すげ替えて欲しい、○○な官僚は何人もいますがね。
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姫カンスゲ
冬でもつやのある固い葉をたくさんつけていることから「寒菅」で、それより小さいので姫がつきます。山地の乾いた林内に生えます。葉は 線形で硬く暗緑色で、基部に黒っぽい鞘(さや)がつきます。
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◇科名:蚊帳吊草(かやつりぐさ)科 ◇属名:スゲ属(Carex(カレックス)=Cladium mariscus(ヒトモトススキの近似種)の古代ラテン名。又はその鋭い葉に起因したギリシャ語の「keirein=切る」を語源とする説もあります。「shear-grass」 の英名があります。 ◇学名:Carex conica Bott(conicus=円錐形の/Boottianus=スゲの研究家ブートの)
『カンスゲ』は 学名:Carex morrowii(morrowii=採集家「モロー」の
花は『一人静(ひとりしずか)』に似ていますね。→『ヒトリシズカ』 (記事) 
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葉は堅くて細長く、巾は2-4mm、深緑でつやがあります。少数株が集まり、地下か地表に匍匐茎を出します。根元の鞘は紫に色づきます。
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花茎は高さは10-40cmで、先端の頂小穂が雄小穂で、黒褐色から褐色でやや太い楕円形。その下には互いに離れて数個の雌小穂が出ます
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雌小穂は細長い線形で、下部のものははっきりした柄があり、斜め上に向いて出ます。小花はややまばらにつきます。
基部にある苞は鞘状で、先端部は針状にとがります。鞘は紫っぽく色づく例が多い。
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三月から四月、他のスゲ類よりも早くに花が咲く。特に花茎先端の雄小穂は葯が多数突き出るが、これがやや黄色みが強く、細長くて大きく、黄色い房のように見え、小柄ながらも他のスゲ類よりよく目立ちます。
果胞は倒卵状楕円形で先端は短い嘴となり、やや反り返ります。鱗片は紫褐色で果胞より少し短い。
万葉集にある、 「吾妹子が 袖をたのみて 真野の浦の 小菅の笠を 着ずて来にけり」 
の歌の「小菅(こすげ)」は、カンスゲ(またはその仲間)であるとされています。万葉集にはこの他に60首余りにも「スゲ」が詠われています。 「スゲ」は古今和歌集西行法師の「山家集」などにもその名が現れています。 
江戸時代の本草書にも「寒菅」の名が現れています。