アカスジキンカメムシ 幼虫

成虫と見た目が全然違うので、知らなければ同じ昆虫だとは思えない。コナラやフジ、ハゼノキ、アオキの他、スギやヒノキなどでよく見かけます。
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アカスジキンカメムシ 赤筋金椿象 幼虫
これは5令幼虫です。紫がかった暗褐色と白色に塗り分けられている。光沢があって渋い美しさです。
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カメムシ目 カメムシ亜目 キンカメムシ科 ◇Poecilocoris lewisi

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3令幼虫だと白いラインが赤いラインです。見た目にマッタク違います。
5齢幼虫で越冬し、翌春に羽化します。

で…コレが成虫になると、この姿からはマッタク想像出来ない姿に変わります。成虫の模様は本当に亀の様な模様です。1枚の甲羅の様に見えます。体長15~20mm。全体は光沢のある金緑色で、淡い紅色の帯紋が見られる美しいカメムシです。
普通のカメムシの背では、三角形の(小楯板(しょうじゅんばん)と呼ばれるものと,左右の前翅がはっきり分るのですが、このカメムシ(椿象)の成虫は見ても分かりません。外見は、頭部と胸部、それに小楯板です。全体が小楯板で前翅が下に隠れている様に見えます。飛ぶ為の2対の翅は、小楯板で覆い隠されていて、見えない構造になっているそうです。