ケハギ

野生種の萩の中では花が最も大きいと言われるのがこの花です。
イメージ 2
ケハギ 毛萩
ケハギはミヤギノハギの変種です。樹高は1メートルから2メートル。『宮城野萩(ミヤギノハギ)』と似ていますが、葉が丸いことで見分けられます。
茎や花序に柔らかなうぶ毛が生えています。コレが名前の由来。ですが…もう一つ別名があります。
『サミダレハギ』漢字で書くと『五月雨萩』。名前の通り、梅雨の頃の雨に濡れて咲き風情があります。
五月雨萩なのに何で今頃?実はこの花は今の時期にも咲くのです。2度目の開花の時は『ケハギ』として名前が通っています。
イメージ 1
サミダレハギと呼ばれている頃の枝はこんなに長く伸びることはありません。
毎年、秋のみ枝を長く伸ばして用水路の水の流れにまかせてゆらゆら揺れます。
イメージ 4
茎や葉には毛がたくさん生えています。葉は楕円形で、互生につきます。葉のつけ根は円形で、縁に鋸歯はありません。
◇科名:マメ科 ◇属名:ハギ属Lespedeza はフロリダ州知事「セスペデス(V. M. de Cespedes)」の名から。CがLになったのは誤植のため ◇学名:Lespedeza thunbergii f. macrantha(thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクの」という意味 / macrantha=大きな花の)
イメージ 3
葉は楕円形で互生し、水辺の花の色は濃紅・薄紫とのツートンカラーです。冬にはすべてが枯れ、毎年新しい枝を伸ばして成長します。
紅紫色の蝶形の花をつけます。紅の濃いものや紫の濃いものがあります。
イメージ 5
花の後にできる実は豆果。


全体にケハギと同じ様に絹状のうぶ毛がありますが、コチラは白花。
イメージ 8
白花萩 シロバナハギ
ミヤギノハギ(宮城野萩)』の変種と言われています。
長く垂れ下げた枝の葉腋から主軸が長く伸び、柄のついた花が間隔を開けて着いている総状花序をだします。
イメージ 6
冬にはすべてが枯れ、毎年新しい枝を伸ばして成長します。
◇科名:マメ科 属名:ハギ属Lespedeza はフロリダ州知事「セスペデス(V. M. de Cespedes)」の名から。CがLになったのは誤植のため ◇学名:Lespedeza japonica L.H.Beiley(Liberty Hyde Bailey:(March 15, 1858 – December 25, 1954) アメリカの植物学者)
イメージ 7
シロハギの葉の先端は尖ったものも、わずかにこのように凹む葉もあります。