アマチャ

紫陽花の花の仲間が咲き始めてきて、悩ましい時期になりました。
何処に観に行くか……というのもそうですが、名前の判別が難しいのが悩ましい(*´ω`*)
さてと、コチラでございます。
ガクアジサイ(額紫陽花)』にとてもよく似ています。
判別が難しい、とてもよく似たシリーズです(笑)。
アマチャ 甘茶
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毎年この時期になるとじっくり見ちゃいます。
元々は『山紫陽花』の一種なのですがね。
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日本原産の紫陽花は、山紫陽花と大きめの額紫陽花の2種に分かれます。大きな玉の西洋紫陽花は、額紫陽花がイギリス、フランスに渡って品種改良され里帰りしたものです。
で…アマチャと額紫陽花をどう判別するかというと、額紫陽花の葉は丸っこくて艶があります。アマチャの葉は、やや小ぶりで細長いンです。
まぁ、とは言っても道端で見られるのは殆ど『額紫陽花』のハズです。多分…ね。
◇科名:雪の下(ユキノシタ)科 ◇属名:アジサイ属(Hydrangea=ハイドランジア。ギリシャ語の「hydro=水+angeion=容器」が語源 ◇学名:Hydrangea macrophylla var. thunbergii(macrophylla=大きな葉の / thunbergii=スウェーデンの植物学者『ツンベルク』の
ガク片から変化した装飾花(そうしょくか)は初めは淡紫色で、次第に淡紅色に変化していきます。
西洋紫陽花は日向で沢山の大きな花を咲かせていますが、山紫陽花は木洩れ日を受けてひっそりと咲くイメージがありますね。
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《甘茶》とは、干したこの甘茶の葉を、煮出しした甘い飲み物のことです。

葉っぱを乾かすと甘くなるンですんね。これはアマチャの葉を発酵させると「フィロズルチン」という物質が生成されて甘くなります。これを煮出してつまり煎じてつくった飲料が甘茶。
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※注)ウリ科のつる性多年草であるアマチャヅルの葉または全草を使った茶も甘茶と言ったり、緑茶や麦茶などに砂糖を入れて甘茶と称しているものもありますが、当然、本来の甘茶ではありません。
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毎年4月8日に行われる『灌仏会』で、この時に釈迦像に甘茶をかける風習があります。
『潅仏会』 お釈迦様(ゴータマ・シッダッタ)が旧暦の4月8日に生まれたという伝承に基づいて世界中で行われる誕生祭。
仏陀像に甘茶をかけるのは'''お釈迦様が誕生した時、天から龍が飛来して香湯(ソーマ、アムリタ)をそそいだ」という故事にもとづいています。『花まつり』『降誕会(ごうたんえ)』『仏生会(ぶっしょうえ)』『浴仏会(よくぶつえ)』『龍華会(りゅうげえ)』『花会式(はなえしき)』などともいいます。
潅仏や 皺手あはする 数珠の音  松尾芭蕉