イヌタヌキモ

ベニイトトンボがいたトンボ池に黄色い花が咲き始めました。
イメージ 1
多分…『イヌタヌキモ』だと思うのですが…
7月から9月にかけて花を咲かせます。
タヌキモはイトトンボのヤゴの生育に必要な水草です。水面付近の植物組織内に卵を産み込みます。
イヌタヌキモ 犬狸藻
水生の種の茎葉をタヌキの尾に見立てて名づけられました。
イメージ 2
多分…と書いたのは『タヌキモ』がそっくりで、区別が難しいからなのですが......
イメージ 5
池や沼などに生育する食虫植物です。池や沼の浅水中で漂流生活をしています。細かく分かれた葉にはたくさんの「補虫のう」がつき、水中の微生物を捕まえて消化する食虫植物です。7~9月に、水面上に直立した花茎に黄色い花を何個か咲かせます。
イメージ 7
葉は互生し、 長さ1.5~4.5cm、基部で2本の枝に分かれ、更に何回か二叉状に分枝し、通常多数の捕虫嚢をつけますが、ほとんどつけないこともあるようです。
捕虫嚢で、水中のミジンコなどを吸い込んで消化します。
イメージ 3
花茎は長さ10~30cmで、水面から出て直立し、しばしば茎より太く、中実、先端に数個の花をつけます。
花柄は長さ 0.5~3cm 。花弁は黄色で、直径 1.2~1.5cm、距は下唇より短い。
イメージ 6
タヌキモとイヌタヌキモは区別が難しく、冬だったら案外簡単に見分けられるようで、『タヌキモ』の冬の殖芽は明るい緑色で球形でぬめりがあり、『イヌタヌキモ』は長楕円形の殖芽で、黒っぽい色で、ぬめりはなし…という事なのですが。。。。
タヌキモ科 属名:タヌキモ属(Utricularia=ラテン語の「utriculus=小さい袋、革袋、卵形嚢などの意」に由来。タヌキモ属に袋状の捕虫嚢があることにちなんだもの ◇学名:Utricularia australis(australis)||
イメージ 4
花茎の断面にタヌキモは中心に直径1mm程度の穴があるのですが、イヌタヌキモは穴がなく中実なのです。しかし…こればかりは池に入って調べるわけにもいかず。。。。。。(笑)
近年、遺伝子解析によりタヌキモはオオタヌキモとイヌタヌキモの自然交配種であると言われています。


『ノタヌキモ』と言うのもあってノタヌキモは葉が3個ずつつきます。イヌタヌキモの場合は2個になります。