ヤマネコノメソウ

小雨降る中。..貴重な休みなので野草を探しに出かけました。
池の近くにネコノメソウらしきのを見つけたので近寄ってみました。
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『ネコノメソウ』と『ヤマネコノメソウ』の判断に暫く迷って…
黄色と緑のコントラストの地面に這うような植物の群落です。
判断に迷った『ネコノメソウ(ミズネコノメソウ)』や『ヤマネコノメソウ』で、時たま群生するので見つけられます。
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裂開した果実が猫の目のように見えることからその名があります。
何度かいろんな仲間をこのブログで記事アップしております。
さ~~て、そんな事よりどちらか見極めねば...
『ネコノメソウ』と『ヤマネコノメソウ』の区別は花だけでは難しいのです。ウ~~~ンと…コヤツは…?
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画像では茎葉が対生していないようなので…、これは『ヤマネコノメソウ』と判断。
『ヤマネコノメソウ』は互生するので、茎葉を見れば区別が付くのです。
ヤマネコノメソウ 山猫の目草
又、ネコノメソウの別名がミズネコノメソウと呼ぶように水辺等の湿地に多いのに対し、ヤマネコノメソウは多少乾燥した土地にも生育します。
『ヤマネコノメソウ』は、黄緑色の萼片は平開して、やや尖っています。雄蘂は普通8個で葯は黄色。葉は互生で、全体に長い毛を散生させます。『ネコノメソウ』だと、萼片が直立して、雄蘂は4個で葯は黄色。葉は対生し、全体がほとんど無毛です。
*普通の『ネコノメソウ』は、流れの側に生えますが、この『ヤマネコノメソウ』はそれほどの水分は必要としません。
花茎を出して先に花をつけます。花は直径約5mm、顎片は4枚で黄緑色。
◇科名:ユキノシタ科 ◇属名:ネコノメソウ属(Chrysosplenium=「chrysos=金の」+「spleen=脾臓」。恐らく花の色と属中に薬効のある種を含むことによるものと思われます ◇学名:Chrysosplenium japonicum
『ネコノメソウ』の葉の場合は、対生して下部の葉腋から分枝することが多く、花茎や葉柄はほとんど無毛です。
花言葉は『謙虚・誠実』
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ネコノメソウの仲間は世界に30種程あって、その内14種類が日本に生育しています。
『ネコノメソウ』『ヤマネコノメソウ』の他にも幾つかあって、今までに記事アップしています。
日本海側では、仲間の『ホクリクネコノメソウ』やその変種である『ボタンネコノメソウ』等も比較的簡単に見られるようです。
以前の記事
ヨゴレネコノメソウ
ヨゴレネコノメソウ②