シラネアオイ

日本固有の植物で春に綺麗な紫色の花を咲かせます。去年は花が完全に開いていないときの画像だったので…。
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シラネアオイ 白根葵
淡紅紫色の直径7センチくらいの花がとても綺麗なのですが、実はこれは萼片なんですね。花弁はありません。
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淡紅紫色の花は直径 7 センチくらいで綺麗なのですが,ほんとうはこれは萼片であって花弁はありません。
 和名は,日光の白根山に多く,花がタチアオイ立葵)に似ているのでこのようになっています。ハルフヨウ(春芙蓉),ヤマフヨウ(山芙蓉)などという別名もあり,これもフヨウ(芙蓉)に似ていることに由来します
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茎の上部に 2 枚の葉が互生してつきます。葉は大きく、掌状に 7 ~ 11 列します。裂片の先端はとがっています。
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◇科名:金鳳花(キンポウゲ)科 ◇シラネアオイ属(Glaucidium=グロゥシディウム。ケシ科の「Glaucium」属の植物に似ていることから ◇学名(Glaucidium palmatum(palmatum=掌状の)

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シラネアオイはかつてはキンポウゲ科とされていましたが,今はシラネアオイシラネアオイシラネアオイになっています。一部では未だにキンポウゲ科に分類することもあるようですが…一属一種で日本固有の植物です。

一属一種の花というと、『白雪芥子』『レンプクソウ=五輪花』も一属一種です。
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今年みかけた『レンプクソウ』です。とにかく花の付き方がユニークですよね。
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『シラユキゲシ』
シラユキゲシ
また、『キチジョウソウ』や、以外な事に、それこそ公園や植え込みでお馴染みのバラ科『ヤマブキ』も、一族一種で『ヤマブキ属』です。


シラネアオイ去年の記事