『
ロウバイ』は、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところから『鑞梅』、また
蝋細工のような梅に似た花ということから『蝋梅』とも書きます。
中国原産で、日本には17世紀頃に渡来しました。
『
ロウバイ』は、名前に梅がついているため
バラ科サクラ属と誤解されやすいのですが、上記のとおり、
ロウバイ科
ロウバイ属の落葉低木です。
◇科名:
ロウバイ科 ◇属名:
ロウバイ属(Chimonanthus=チモナンサスの語源は、
ギリシャ語の「cheimon(冬)+anthos(花)」
◇学名:Chimonanthus praecox(praecox=早熟の、早咲きの)
花の外側だけでなく内側も黄色いのが特徴の『素心蝋梅(そしんろうばい)』です。
ふつうの『蝋梅』は内側がちょっと赤っぽいのが特徴です。
◇『素心蝋梅そしんろうばい/Chimonanthus praecox form. concolor(concolor=同色の)』
花の香りは、はっきりと感じられます。