満華郷 『椿と山茶花』

椿《初雁》

この椿は別名の方が有名かもしれませんね。 初雁 ハツカリ 極淡桃地に桃色のぼかしが入ります。 Camellia wabisuke 'Hatsukari' 一重で筒~ラッパ咲きの筒しべで、小輪です。香もあります。 この花は別名が多いようで、その中でも《昭和侘助》と言う方が、名…

椿《源氏車》

暖かい日が続いて椿の花もかなり開花してる品種が増えてます。 源氏車 ゲンジグルマ Camellia japonica 'Genji-guruma' 鮮赤色の二段咲きで、中・大輪です。 1859年の「椿伊呂波名寄色附」に記載される江戸古品種の一つです。 《花車ハナグルマ》の赤枝変り…

椿《赤角倉》

今まで、なかなか開花している時に観に行けてなかった椿の花です。 赤角倉 あかすみのくら 紅色の千重咲きの花で中~大輪です。 品種名は、京の豪商【角倉了以】にちなむ関西の古花です。 Camellia japonica 'Aka-suminokura' 花びらの数が多くて、花芯の様…

椿《中部名月》

1931年の「中部椿名鑑」に載る古い品種。 中部名月 チュウブメイゲツ Camellia japonica 'Chyubu-meigetsu' 白色で一重の筒咲きで筒しべ。

椿《八重姫》

薔薇の花のような椿 埼玉産の椿です。 八重姫

椿《常満寺》

愛知県の犬山市の【常満寺】に原木がある椿の品種です。 常満寺 ジョウマンジ ◇Camellia japonica 'J??manji' 桃色の一重の花で、肉厚。 筒咲きで筒しべの中輪です。 この花は《関戸太郎庵セキドタロウアン》の実生から生まれた品種。 因みに、こちらが《太…

椿《淡妙蓮寺》《紅妙蓮寺》

椿の花の品種に妙蓮寺と名前がある花が三種あります。 今回は、その内から二種。 紅妙蓮寺 ベニミョウレンジ 京都の【妙蓮寺】とは無関係の愛知原産です。 古くは「明蓮寺」と呼ばれていて 後に改名されたものです。 紅色の一重で椀咲き。輪芯の中輪。 ◇Came…

《数寄屋(侘助椿)》

《スキヤ 数寄屋》 淡桃地に淡紅色ぼかしの一重。猪口咲きで侘芯の小輪です。 樋状に中折れした花びらの先は ”剣弁”で、尖って見えます。 ワビスケツバキの品種中でも上品な色合いと引き締まった花と葉の姿が好まれている花です。

《鎌倉絞》ハルサザンカ

ハルサザンカ群の花が咲き始めています。 これからは《木》に《春》と言う字の通り椿の花の季節になりますが、ハルサザンカの花の季節でもあります。 鎌倉絞 かまくらしぼり C.x vernalis 'Kamakura-shibori' 紅色地に白斑入りの一重です。 ラッパ咲きの小輪…

サザンカと椿の花 2018 其の9

まだ其の9です。間に別ネタが入って全然進まない。 撮影した日が別でも…ダブりでアップしてる花もあるので、取り敢えず……秋のサザンカと椿は一旦今回で終わりに……。また春になって、椿の花の本格的なシーズンになったら、再開します。次は薔薇か、、、、、…

サザンカと椿の花 2018 其の8

やっと……其の8 まだまだサザンカの花が中心で、春になれば椿の花がたくさん咲き始めます。 絞り八朔 サザンカッぽいですが、コレは椿です。 白色地に紅色縦絞りが入ります。 一重のラッパ咲きで小~中輪。 尾張と美濃地方に多い古い品種。 中部名月 椿です。…

サザンカと椿の花 2018 其の7

其の7まできましたが……まだまだ終わりそうもない。 曙 大空 七福神 良く似てるけど、こちらの方は花弁が違う。 花大臣 獅子頭

サザンカと椿の花 2018 其の6

マッタク記事アップが進まない、、、 やっと……其の6です。 コレは椿の花です。 絞り初嵐 白色地に紅色吹掛け絞り。 一重で、筒~ラッパ咲きの筒しべの中輪です。 《初嵐 嵯峨(ハツアラシ サガ)》の自然実生から生まれた品種です。 こちらはサザンカ。 豊麗 …

サザンカと椿の花 2018 其の5

まだまだ続いております。 椿の花と山茶花の花 其の五 サザンカです。 肥後入り日の海 鮮紅色で後半は弁縁から暗紫色。 一重の平開咲きで大輪です。11-12月咲。 サザンカの蘂は、このように開いてます。 こちらはサザンカの、カンツバキ群の花。 不二の雪 …

サザンカと椿の花 2018 其の4

まだ……其の4 サザンカです。 桃源郷 【カンツバキ群】の品種です。熊本、肥後産の品種。 桃色ですが、満開時には花弁中央が淡色になります。二重の中輪で、11-1月が開花時期です。 さて、サザンカと椿の花の専用書庫を作ったくらいですからね、椿は品種が…

サザンカと椿の花 2018 其の3

まだまだ……其の3 「山茶花」という表記で山茶花が日本の文献に最初に現れるのは、室町時代の【尺素往来(セキソオウライ)】です。 それまでの山茶花は、椿と明確に区別されていなかったらしく、植栽の歴史もよくわかっていません。 サザンカは、江戸中期頃に…

椿の花と山茶花の花 2018 其の2

前記事の続きです~~(=^▽^)σ《山茶花と椿の花 2018 其の2》です。 前記事の其の1で、山茶花の花と椿の花の違い、見分け方を記しました。 これからどんどん花が咲いてくるので、急がねばならない。 ☆☆☆ エ~~と…今年は既に春の薔薇の花、そしてチューリッ…

山茶花の花と椿の花 2018【 其の一 】 ☆始めに……

まぁ、今までにもかなり記事アップしてるンですよね~ツバキとサザンカ。今年もその季節になりました。今回は、まずはサザンカと椿の花について、改めて基本の前置きからです。 椿は、学名はCamellia=カメリアですが、これはイエズス会の助修士で植物学に造…

サザンカが咲き始めています

チラホラとサザンカの花を見かけるようになってきました。 散策コースにある、お家の垣根に…… この時期に咲く八重咲きのサザンカで、この形の花だと…… 外側に淡く桃色を帯びた白八重で、カップ咲き品種ですね。 早咲き品種の仲間。と……なると、多分、、、、 …

椿《ハクカン》

調べても全く詳細な記述もデータもない椿の品種です。 ハクカン そもそも品種名のカンの字が出てこない。白にカンなのですが、カンは間に鳥と書きます。 卜半(←記事)に似てますよね~。桃色卜半(←記事) 調べて、調べて……やっと国会図書館のデジタルデータの…

椿《崑崙黒》と《雪牡丹》

まだまだまだ…椿の花の画像も残っております(#^.^#) 桜の花も殆ど散って、ハナミズキの花が目立っている東京地方ですが、、 残っている画像から今回はコチラ。と言っても…画像がはっきりしない。 スマホ撮影なので、焦ったようですm(._.)m コンロンコク 崑崙…

椿《出羽大輪》《中部名月》

エ~~別ブログの梅の花の記事アップもそうなんですが……この椿と山茶花の花書庫の記事アップも遅れまくっております( ̄∀ ̄ヾ)困ったものです。 またもや二品種一緒にアップします。 出羽大輪 でわたいりん ◇Camellia japonica ‘Dewatairin’Higo camellia 桃…

椿《白山椿》と《荒法師》

山に自生する椿という事で、椿園やサイトにはまったく紹介が無い椿の花。 しろやまつばき 白山椿 ◇Camellia japonica ‘Shiroyamatsubaki’ コチラは紅色の八重咲きの花。 あらほうし 荒法師 割りしべの中~大輪。 ◇Camellia japonica ‘Arahoushi’

椿《大虹》と《明石潟》

さてさて……コチラの記事アップも大概にしないと……多分終わらない(●´ω`●) 薔薇の花の記事アップは途中までで、既に無かったことにしちゃったし、別ブログの梅の花の記事アップもそろそろ限界(・Д・;) こりゃ一品種ずつなんてやってたら、ワケ分からんように…

椿《狩衣》

まだまだ椿の花の画像が…… 前記事の《小紅葉/コモミジ》と非常によく似た花です。 かりぎぬ 狩衣 1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種 白~極淡桃色地に、紅色縦絞りが入ります。 ◇Camellia japonica ‘Kariginu’ 八重の割りしべで散り性の中輪。 と…

椿《小紅葉》

桜の花が散り始めたというのに、未だに椿の花を全部アップし終わらない(๑╹ω╹๑ ) コモミジ 小紅葉 椿なのにモミジという名前がついているのです。 白~桃色地に紅色縦絞りが入る八重の花。 ◇Camellia rusticana ‘Komomiji’ 散りしべの中輪です。 《覆輪一休/…

椿《唐錦》

まだまだ…画像が、、、、、 唐錦 からにしき 淡桃色地に紅色吹掛け~小絞りが入ります。 ◇Camellia japonica ‘Kara-nishiki’ 八重の蓮華性で筒しべの大輪。 1829年の「本草図譜」に載る古い品種

椿《天津乙女》

もういい加減にせんかいΣ('◉⌓◉’)つーぐらいしつこく続いている椿と山茶花の記事アップ。それでも今年は、楽しみにしてた椿園の散策を二ヶ所回っていないんですけどね~~( ̄∀ ̄) 天津乙女 あまつおとめ 極淡桃色の一重で筒咲き。筒しべの小輪です。 枝は細く…

椿『不如帰》

桃色で八重咲きの美しい花です。 《不如帰》 あ、読めますよね~( ̄∀ ̄)【ホトトギス】ですよ。 筒しべで散り性の大輪です。 ◇Camellia japonica ‘Hototogisu’ 外弁は平開して、内弁は筒しべを囲んで斜めに立ち、花弁は三~四重に重なり、咲き進むと蓮華咲き…

椿《関西秋の山》

まだまだ……画像が残っています(*☻-☻*) 関西秋の山 桃紅・紅色の八重で、筒・割しべの大輪です。 花弁の1,2枚が 決まってその弁縁に鋸状の切込みが入る「鋸歯弁」になるのが大きな特徴になります。 また 花芯近くの小弁には淡紅色の縦筋も入ります。 ◇Camel…