椿の花と山茶花の花 2018 其の2

前記事の続きです~~(=^▽^)σ山茶花と椿の花 2018 其の2》です。
前記事の其の1で、山茶花の花と椿の花の違い、見分け方を記しました。
これからどんどん花が咲いてくるので、急がねばならない。
☆☆☆ エ~~と…今年は既に春の薔薇🥀🌹の花、そしてチューリップ🌷を無かった?事にして、記事アップを途中でやめております。間に合わなかったからね。で……今回も、このblogで山茶花の花と椿の花》をアップしていたのでは、ダリアの花と薔薇の花が無かった事になってしまうので……四つのblogを開設してるワケですから、他のblogを使って、それぞれアップしていく事にしました。
で……コチラのblogはサザンカと椿の花のアップです。
コチラの椿は1859年の「椿伊呂波名寄色附」に載る古い品種です。
コレは椿です。
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キクトウジ 冬至
「菊冬至」という名は【菊綴きくとじ】からと言われておりますね。
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【菊綴(きくとじ)】というのは 直垂や水干、行司の装束などに 縫い目の補強のために付けられた 実用と装飾を兼ねた房飾りの事ですよ。
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紅色地に白斑入りの千重咲きで中輪。◇Camellia japonica ‘Kiku-toji ’'
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さてと…以前にも説明しているのですが…。
記事内に記載している《椿伊呂波名寄色附》について簡単に紹介すると、1859年の江戸末期に、【糀屋亀五郎】により編集された書物です。
また花についての説明ですが、、、、、
※【筒蕊(ツツシベ)】と言うのは、雄蕊の形状が筒状になっているもので、一重咲、八重咲に多くみられます。しかしこの形状は、さまざまで、先細りのものや、先太りのものや、また色も白に近いもの、黄色の濃いものなどがあります。
※【閉じ芯(トジシン)】は、筒蕊の一種です。葯が互いにくっついて離れず、先が砲弾状になっているものを指しますね。
※【梅芯(バイシン)】は、肥後椿に特有のタイプで、花糸は太く長くて、葯は広く大きく散開します。
肥後椿の善し悪しは、この雄蕊に負うところが大きいといわれていて、特に花糸は太いものからもやし芯、並芯、糸芯というふうに3種類に区別されています。
※【侘芯(ワビシン)】コチラの種は、雄蕊の葯が退化したものです。なので…この仲間は種子は出来ません。
しかし、この種類は相当数あります。これは、もともと『太郎冠者』の実生と、一重の藪椿、雪椿の枝変わりにより生じたものであるからといわれています。
※【輪芯(ワジン)】コチラは、筒芯が太く短く葯が輪状に並ぶものの事です。
それでは続きを……
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西王母
(ゆきつばき)一重の筒咲きで中輪。幕末のころに金沢で誕生したとされています。
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西王母とは中国の神話に登場する女神(仙女)で、3000年に一度実を結ぶというモモの木、不老不死の霊薬とされるモモの木の所有者とされています。※『西遊記』には孫悟空がそのモモの実を盗む話がありますね。
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ユキツバキ系の特徴は、樹形が低く花弁は平開して、花糸が黄色です。
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次はサザンカです。
剣(つるぎ)の舞
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白色で一重の抱え咲き。中輪で11~12月咲き。
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1898年の芦沢《茶梅花大集》に記載、皆川椿花園に保存《されていた品種です。

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コレもサザンカ
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支那の都
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白地に濃紅ぼかし、弁数の多い一重で、平開咲き。
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中輪です。