山茶花の花と椿の花 2018【 其の一 】 ☆始めに……
まぁ、今までにもかなり記事アップしてるンですよね~ツバキとサザンカ。今年もその季節になりました。今回は、まずはサザンカと椿の花について、改めて基本の前置きからです。
椿は、学名はCamellia=カメリアですが、これはイエズス会の助修士で植物学に造詣の深かった『ゲオルク・ジョセフ・カメル』がフィリピンでこの花の種を入手してヨーロッパに紹介。彼はマニラに住み、また東亜の植物を採集しています。有名な『カール・フォン・リンネ』が、このカメルにちなんで椿にカメリアと名付けました。
以前にアップした、椿の記事の一部がコチラです。↓
== サザンカには多くの栽培品種いわゆる園芸品種があります。それぞれ花の時期や花形などで下記の3つの群に分けるのが一般的で、サザンカ群以外はツバキとの交雑です。==
サザンカは俳句にも多く詠まれていますよね。
過去の記事はコチラ→源平山茶花
まぁサザンカと言えば…サザンカ(サザンカの宿)(←記事*記事はサザンカwww)を思い浮かべる人が多いと思いますが…
日本産の花と言う事もありますが演歌のイメージなんですね~。
さてと、ここでこの時期の記事アップの時に、繰り返して説明しておるのですが……(*☻-☻* )
また一番知られている判別法ですが、ツバキは花弁の基部が合着しているので、散るときには花全体が落下するのに比べ、サザンカは1枚づつに分かれて散ります。雄しべが合着しないこと、そして花が香ることでも区別できます。サザンカ
*ただし、園芸種で「香り椿」という種類があります。これは沖縄などに自生する香り高いヒメサザンカというツバキ科の植物と様々な園芸種との交雑でできたもの。
香りは花の色にもよって違い、白はやさしい香りがします。ピンクは白よりも濃厚で、ジャスミンのような芳醇な香りがします。
それじゃ、はっきりとした山茶花の花と椿の花の違いは何なのかと言うと……
《椿》の開花時期は、12月~4月です。対して《山茶花サザンカ》の開花時期少し早く、10月~12月になります。つまり、今咲いてるのは、山茶花の花の方が断然多いのでございます。
花の品種や種類によっても変わってきますが、一般的に《山茶花》の開花時期が早く、《椿》の開花時期の方が遅いのです。
花の形だと《椿》は、花がやや筒状で立体的で厚みがあります。対して《山茶花》の方は、花がツバキから比べると、平面的で薄い印象になりますね。
もっとも、品種によっては違いがありますが、シンプルな種類のものほど、当てはまりやすいポイントだと思いますよ。
それじゃ……花がない時期は?と言うと、葉で見分けるワケです。まぁ花がない時期に見分ける必要がないだろ?って言われればその通りだけどね~。見分けるポイントですが……
まぁ……葉で見分けることが出来れば、かなりの……詳しい領域に入りますかね(^∇^)
取り敢えず……今回は其の一です。
椿は、学名はCamellia=カメリアですが、これはイエズス会の助修士で植物学に造詣の深かった『ゲオルク・ジョセフ・カメル』がフィリピンでこの花の種を入手してヨーロッパに紹介。彼はマニラに住み、また東亜の植物を採集しています。有名な『カール・フォン・リンネ』が、このカメルにちなんで椿にカメリアと名付けました。
以前にアップした、椿の記事の一部がコチラです。↓
椿の品種其の1(寒椿・初雁(昭和侘助)他) | 椿の品種其の2(ハルサザンカ・数寄屋)他 | 椿の品種其の3(三河雲龍・光源氏)他 | 椿の品種其の4(蜀紅錦・卜半錦)他 |
『サザンカ(山茶花)』◇学名:Camellia sasanqua 『ハルサザンカ』 『カンツバキ(寒椿)』◇学名:Camellia sasanqua ’Shishigashira’(シノニムC. x hiemalis Nakai,C. sasanqua Thunb. var. fujikoana Makino)*『サザンカ』と『ツバキ』(◇学名:C. japonica)との種間交雑園芸品種群が寒椿) |
「山茶花を 旅人に見する 伏見かな 西鶴」 / 「山茶花を 雀のこぼす 日和かな 正岡子規]
[山茶花に 雨待つこころ 小柴垣 泉鏡花] / [山茶花の 花や葉の上に 散り映えり/高浜虚子]
「また逢へた山茶花を咲いてゐる」 「雨の山茶花の散るでもなく」 種田山頭火
サザンカは学名の『Camellia sasanqua(=サザンカ)』でも判るとおり日本が原産です。沖縄の西表島から九州とその周辺諸島および四国の西南部などに自生種が分布しています。過去の記事はコチラ→源平山茶花
まぁサザンカと言えば…サザンカ(サザンカの宿)(←記事*記事はサザンカwww)を思い浮かべる人が多いと思いますが…
日本産の花と言う事もありますが演歌のイメージなんですね~。
さてと、ここでこの時期の記事アップの時に、繰り返して説明しておるのですが……(*☻-☻* )
椿と山茶花の違いですが、背丈がまずサザンカ(山茶花)の方が高くなります。椿は枝が横に伸びるので山茶花ほどは高くなりません。 |
もともと椿に香りはほとんどありません。コレは椿の鮮やかな赤に誘われて鳥や虫がくるため、香りを発する必要がなかったのではないかと言われています。 |
一方、山茶花は香り豊かな花として知られています。雄しべに顔を近づけると、その香りはやや強烈です。 |
因みに『寒椿』というのは……、『サザンカ』と『ツバキ』との種間交雑園芸品種群です。 |
先ずは……花が咲いている時、つまり開花時期に違いがありますね。 |
花の品種や種類によっても変わってきますが、一般的に《山茶花》の開花時期が早く、《椿》の開花時期の方が遅いのです。
花の形だと《椿》は、花がやや筒状で立体的で厚みがあります。対して《山茶花》の方は、花がツバキから比べると、平面的で薄い印象になりますね。
もっとも、品種によっては違いがありますが、シンプルな種類のものほど、当てはまりやすいポイントだと思いますよ。
それじゃ……花がない時期は?と言うと、葉で見分けるワケです。まぁ花がない時期に見分ける必要がないだろ?って言われればその通りだけどね~。見分けるポイントですが……
⑴葉の葉脈で見分ける事が出来ます。
《椿》中心の葉脈がほぼクリアですが、《山茶花》は中心の葉脈が黒っぽい。⑵葉っぱの形…鋸歯(葉のふちのギザギザ部分)でも見分けることも出来ます。
《椿》だと鋸歯が浅く、《山茶花》は鋸歯がツバキから比べて深いです。
⑶葉の裏側の毛で見分ける事が出来ますね~。
《椿》は、裏返してもほとんど毛がないのですが、《山茶花》だと、裏返すと葉脈に沿って毛が生えています。まぁ……葉で見分けることが出来れば、かなりの……詳しい領域に入りますかね(^∇^)
取り敢えず……今回は其の一です。
《雪山》 |
山茶花です。
《絞り初嵐》 |
椿です。
白色地に細かい紅の吹き掛け絞りが入る、一重の筒咲きで中輪。
コチラはサザンカ。
《光源氏》 |
白地に紅ぼかしの一重で中輪。花弁にしわが目立つ花です。
以前にも紹介してますが、実は椿にも同じ名前の花があります。
当然…形は全然違います。上の前述した説明文の中に、'椿の《光源氏》'''へのリンクがあります。