マルバツユクサ

道端で見かけたこの花は、どこかで見た事ありそうで、なんか違う?何処にもありそうだけど、滅多に見かけないと思います。

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花の形…ツユクサの花に似てますよね~( ・∇・)

そうツユクサの仲間なんです。
マルバツユクサ
普段、あちこちに咲いてるツユクサの花はコチラですね~。

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花の色が違うだけでなく、大きく違う点がありますね。

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ツユクサと似ているんですが、葉がツユクサより丸味を帯びて大きくて、花はツユクサより小く、色はやや薄めのものが多いです。
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さてと……ココで改めてツユクサの花の構造について説明しておきましょう。

雄蕊は6本で、うち2本が長く、花粉を出します。残りの4本は黄色くて目立つのですが、花粉は出さない仮の雄しべなのです

花弁の数は……何枚?

えっ🤯そりゃ二枚だろ?f:id:ChameleonArms221:20191022183129j:image

って、普通はそう思いますよね。しかし…しかし、今まで何度か説明しているのですが、3枚なのです。花の図鑑サイトにも花弁の数が二枚で検索するようになっているところがありますが、見てもらえば分かりますが、3枚の花びらのうち2枚が大きく、残りの1枚は小さな白い色をしています。
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実はツユクサの学名ですが……

◇仮名:ツユクサ科 ◇属名:ツユクサ属(Commelina=オランダの植物学者「コメリン兄弟(Johan and Caspar Commelin, 1600's)から) ◇学名:Commelina communis(communis = 普通の)
判りますか?つまり……属名はコメリン兄弟(Johan and Caspar Commelin, 1600)という事で、これは二枚の花弁、長い二本の雄蕊を指しているのです。で……小種名の、communisというのは普通の、通常の。と言う意味ですが、ここが問題なのです。この【Commelin】と云う名の同姓の植物学者、実は三名居て,三名中、Jan及びCasperの兄弟は著名でしたが、残る一人は業績を挙げなかったのです。この花の花弁の内、二枚に比べ一枚は不明瞭なので、それに譬えてLinne(リンネ)が名付けた学名らしいのです。失礼でしょう~

ツユクサの和名の由来は、 早朝に咲き出して午後にはしぼむことから朝露を連想して名づけられたなどの説があります。

全草を乾燥させたものを生薬で【鴨跖草(おうせきそう)】といいます。

解熱、利尿、解毒などの薬効があるとされます。

ツユクサの花は、《蛍草(ホタルグサ)》《青花(アオバナ)》《帽子花(ボウシバナ)》などの別名もあります。

万葉集」や「古今集」にも《月草》の名で登場します。

花は直径約2.5センチの青~淡青色で、まれに白花もあるようですが、オイラはまだ見たことはないですね。

花が終わると花茎が曲がり、苞の中で果実(蒴果)が花の数だけできます。

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さてコチラ、葉は卵形で、平行の葉脈が目立ち、わずかに毛が生えていて、縁は普通波打ちます。

葉には短い柄があり、基部は筒状の鞘となる。茎頂の2つ折りになった苞の中に花をつけ、苞の外に花柄を伸ばして通常2個、開花します。f:id:ChameleonArms221:20191022183141j:image
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このマルバツユクサは通常の結実のほか、地下に閉鎖花をつけ、自家受精して種子を作る特殊な形態を示すことで知られているのです。地下でできた果実も大型と小型の種子をもってます。花期は7~9月で草丈は30~50センチ。

花言葉は「懐かしい関係」「尊敬」