フシグロセンノウ

毎年、どうも花がちゃんと開いてるときに観察する機会がなかった。まぁ自然が相手なので仕方がないンだけどね。
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フシグロセンノウ 節黒仙翁
日本固有種で、本州の関東地方から九州にかけて分布する多年草で、林の縁や林の中などに生えます。
和名の由来は、茎の節が黒褐色であるところから。
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草丈は40センチから80センチ。
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葉は卵形で、対生につき、葉の先は尖り、縁には毛が生えています。
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開花時期は7月から10月で、茎先に花径5センチくらいの朱色の5弁花をつけます。
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◇科名:ナデシコ科 ◇属名:センノウ属(Lychnis=ギリシャ語の「lychnos=ランプ」から。アリストテレスの弟子のテオフラストスが用いた ◇学名:Lychnis miqueliana(syn. Silene miqueliana)(miqueliana=オランダ人で日本の植物を研究した『ミケル=Friedrich Anton Wilhelm Miquel, 1811-1871』のという意味)
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花弁は平らに開きます。花弁のつけ根のほうに2つずつ濃い色の鱗片があります。
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判りづらいですが…雄蘂は10本。葯(雄蘂の花粉を入れる袋)が紫色をしています。
雌蘂の花柱は5本。萼は筒状で、先が5つに裂けます。
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花の後にできる実は長い楕円形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)である。