ニイニイゼミ

夜、仕事先の窓の前に……ア、蝉だ(๑╹ω╹๑ )
日本全国に生育する小型の蝉。
6月終わりから7月のはじめ頃現れ、8月中旬頃まで聞くことができる最も普通にいる小型のセミです。
ニイニイゼミ
日本のセミでは珍しく翅の模様がまだらです。
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カメムシ目 ヨコバイ亜目 セミ科 セミ亜科 ◇Platypleura kaempferi

大きさ(翅端まで)♂が33ミリ~35ミリですが♀は34~38ミリ程度あります。
鳴き声で見つけたのですから当然♂です(笑)
オスの腹部は硬質です。メスの産卵管は突出してません。
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複眼は灰色。鳴き声は「チ--」と長く引っ張り、尻下がりに音程を次第に下げて急に上げて戻すといったのをを繰り返します。
鳴きはじめや鳴き 終わりなどには「チッチッチ・・・」と断続音も入ります。
この蝉、本土産と沖縄産では鳴き方や音のピッチ…つまり周波数?に違いがあるらしいです。お散歩コースの一つの公園では何匹か鳴いているのに…見つけられなかった。
ン~~そんなはず無い…子供の頃はもっと簡単に見つけたのに…。昆虫大好き少年の頃に戻って…(イヤ今でも好きですがwww)な~~んて思いながら見上げ続けて…
見つけた~~♪
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う~~ん、しかし以前はもっと沢山いたように思うのですが、数が減ってるンでしょうね。
東京の都心だと、1960年頃までと1975年頃を比較するとあきらかに目立って減ってきてるらしいです。場所にもよるのですが、仕事場近くでは殆ど…鳴き声を聞くか聞かないかの状態。

ところで…『閑さや岩にしみいる蝉の声』と言う松尾芭蕉の有名な俳句がありますね。この句は『立石寺』という山寺で詠まれたのですが、時期などからここで詠まれた蝉は『ニイニイゼミつまり本種であるとされています。コレについては、かつて斎藤茂吉らが論争し、実際に同じ時期に寺に出向いてニイニイゼミであることを確認しているそうです(笑)。

昨日はミンミンゼミの鳴き声を聞きました。モチロン一匹だけですが…
まだまだ他の仲間達出て来てないだろ?あの蝉君は相手が現れないまま一生を終えるのですね~。ものすごく遅れて鳴き出す蝉は毎年いるのですが、あまり早く鳴き出すのもなぁ。