ムコナ

今、道端や藪の中など、アチコチにムコが顔出して伸びてますね~( ̄∀ ̄)
まぁムコと言ってもコチラですがね。

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==『シラヤマギク』白山菊==
で....この別名が『ムコナ』です。
やや薄暗い場所に見られる多年草で、山地の乾いた道端や森林などにみられます。草丈は結構大きく60僉腺吋瓠璽肇襪らいまでになります。

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花は直径2センチ~.5センチ?くらいで写真を見て分かるように歯抜けのように数が少ないのが特徴です。別に散っちゃった訳じゃあない。
【◇科名:菊科 ◇属名:属名:シオン属(Aster=アスターは、ギリシャ語の「aster(星)」。花のつき方のようすに由来。頭状花が放射状になることから。 ◇学名:Aster scaber(scaber,-bra,-brum=凸凹ある,ざら付いた,粗面の)】
総苞は筒状で、総苞片は3列に並びます。長楕円形で先は丸く縁は乾膜状。シオン属なので冠毛は長く約4センチくらい。

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学名にあるように茎や葉には短毛が生えザラザラしています。下部の葉には長い柄があって、幅の狭い翼があります。上部の茎葉は狭楕円形で互生し非常に小さく、葉は心形で、長さは10臓腺横喚臓幅6臓腺隠賢臓先は鋭く尖って、縁には粗い鋸歯があります。

以前名前のよく似た『ヤマシロギク』を記事アップしました。この花です。

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で、、、、、で『ヤマシロギク』は、ややこしいことに『シロヨメナ』が正式名。『ヨメナ属』ではなくやはり『シオン属』です。頭花が白いので「白いヨメナ(嫁菜)」ということです。ヤマとシロの場所が代わっただけで『ヨメ』と『ムコ』になっちゃうワケで…(笑)
花が似ている『ノコンギク』も「シオン属」ですよ。
因みに『シロヨメナ(ヤマシロギク)』ですが…学名はAster ageratoides Turcz. subsp.(Franch. et Savat.) Kitam. (ageratoides=カッコウアザミ(Ageratum)に似た)Turczaninovii=ロシアの分類学者N.S.トルチャニノフ(1796~1864)の
ムコナは若菜は春菊のような香りがあって、食べられるようです。一応…美味しいらしいデスよ(笑)。別名のこの『婿菜(ムコナ)』ですが、由来には二つあって一つ目が仲間で同じように若菜が美味しい『嫁菜(ヨメナ)』に対比して付けられた、と言う説でこれはなんとなく判ります。もう一つは、葉っぱに出来る虫瘤(ムシコブ)が、山芋のムカゴに似ているのでムカゴナと言っていたものが転訛し『ムコナ』になったというものです。