ソバナ

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【ソバナ】

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キキョウを小型にしたような薄青紫色の釣鐘状の花。
ソバナは一見すると同じ時期に咲く、同じ属の『ツリガネニンジン』に似てるので間違えそうですが『ツリガネニンジン』の花の様に輪生する事はありません。

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花の形もよく見れば違うことが判ります。『ツリガネニンジン』は柱頭が花の外に出ますが、ソバナは花の外までは出ない。
また同じ仲間に『イワシャジン(岩沙参)』がありますが、イワシャジンは、岩に生える『ツリガネニンジン』という意味です。漢名【沙参】
和名にある『岨』の字は、〔切り立った崖〕という意味です。〔岨(切り立った崖)〕に生え、若芽が食べられるのでソバナと呼ばれると言う説の他に、〔ソバナ(蕎麦菜)〕と書いて、蕎麦のように軟らかな葉から来ているとの二説がありますが、前者の方が一般的。

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《◇科名:桔梗科 ◇属名:ツリガネニンジン属(Adenophora=アデノフォーラ。ギリシャ語の「adenos=腺」+「phoreo=有する」が語源。植物全体に乳液を出す腺細胞があるところから ◇学名:Adenophora remotiflora(remotiflora=離れたところにある花)》
以前にも記事にしています。[http://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms/49007085.html ソバナ]