クサキョウチクトウ

別名は『花魁草(おいらんそう)』

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==【くさきょうちくとう/草夾竹桃】==
和名の『クサキョウチクトウ』は、花が【夾竹桃】に似ているため、付いた名前です。確かにキョウチクトウに似ていますね。
明治時代からこの名で呼ばれているのですが、キョウチクトウ科とは全く関係がありません。
別名の【花魁草(おいらんそう)】は、花の香りが花魁の塗る白粉に似ていることと、【草夾竹桃(クサキョウチクトウ)】では名前が長すぎるため、大正期から戦後にかけて、園芸界別名の『オイランソウ』と呼ばれ事が多くなっていました。
しかし1958年の売春防止法制定を機に花魁(おいらん)と言う言葉のイメージが、余り良いものではなくなったため、現在では学名の英語読みである【フロックス・パニキュラータ】または『宿根フロックス』とも呼ばれます。

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今までは学名にあるように、この桃とか、紫・赤、それに橙、白花の中心がピンクのものを見たことがあったのですがね。

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アメリカ合衆国北東部(ニューヨーク州ジョージア州)に分布する、草丈が40~120cmになる綺麗な花です。人気があり各国で栽培されています。
茎は通常分枝せず直立して生長します。
《◇科名:花忍(はなしのぶ)科 ◇属名:フロックス属(Phlox=ギリシャ語の「phlogos=炎」が語源。花の色に由来します。 ◇学名:Phlox paniculata(paniculata=円錐花序の)》
現在では花の色が豊富ですが、この白花種は、なかなか見かけませんね。

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花は直径2cmくらいの合弁花で、学名(小種名)にあるように、数十輪比較的密な円錐花序を作って開花します。

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☆6月3日・8月5日 の誕生花です。 ☆☆花言葉は『同意・協調・穏和』*朝は燃えるような赤い色をしていて一日のうちに色が変わり夕暮れに香りを放ってしおれてしまう花、というイメージから、相手によって姿を合わせる?と言う意味からの花言葉だと思われます